恋のキューピット【srr】【mfmf】

21.重み ページ22

Aside


私が重いだと？

束縛なんかしないし、ペアルックとかそういうのも好んだりしないこの私が？

そ「まず、根本的な話から。手作りのお菓子貰って喜ぶのは20代前半まで」

『嘘だ』

そ「ほんとです。喜ぶとしたらガチで美味いものくらい」

『それはお店みたいってこと？』

そ「食べログが4以上の店レベル。だから中高生みたいな考えは通用しない」

ランクが高すぎる。私は中高生の恋愛を未だしてるからすぐフラれるというわけか？

『でもさっき、[重い]って言ったじゃん？どこら辺が』




そ「恋人じゃない人にアクセサリーをあげようとする神経が重い」

『あ、あげたっていいでしょ!?』

そ「付き合ってたらいいけどさー。恋人未満で、しかもあって間もない人によくあげようと思えるね」

な、何がそんなに重いんだろう……今まで私はずっとこんな風にアプローチしてきた

ずっと信じ続けていたものが頭の中でガラガラと崩れていく

そ「今日は俺がアドバイスしてやるから。次からは1人で選べるようにな」

『うん……』



『あ……』

ショッピングセンターの中を見回しながら通路を歩いていると、目に付いたのは綺麗なアクセサリーが売ってる店

青い石がついているペンダントが店頭に飾られており、一瞬で心を奪われてしまった

そ「何してんの？」

『あ、ごめん。あれ、相川さんにあげちゃダメ？』

そ「俺の話聞いてた？重いからダメ。ってかお前が欲しいだけなんじゃねーの」

やはりキューピットには心を読む力があるのではないだろうか。

『綺麗だなーって』

そ「自分に買うんだったらいいけど」

『うーん……でも今日は相川さんの買いに来たからいいや』

そ「あっそ」

実をいうと、金欠

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