恋のキューピット【srr】【mfmf】

20.証明 ページ21

Aside


今日はそらると出かける日。

相川さんとの時はそこまで早起きしなかったが、今日はいつもより2時間ほど早く起きた

そして約束の10時

そ「来たよ。時間ぴったり。準備済んでるみたいだね」

『まあね。早く行こ』



家を出てしばらく歩くと、そらるが辺りを見回し始めた

『どしたの？』

そ「おまえの家ってここら辺なんだ」

『知らなかったの？』

そ「瞬間移動でしか来てないし」

納得。だけど、私の家までの道のりを覚える必要があるのか？という疑問も出てきた

そ「そういや、準備バッチリだったけどなんで？」

『別にいいじゃん』

そ「遅れるかなーって思ってたんだけど」

『なんでもいいでしょ』

さっきの会話でも出てきたが、そらるは瞬間移動ができる。いつでも私の家に来れる

この条件がそろったうえで、もし私が時間に遅れて着替えをしていたとしよう

時間ぴったりに来れるそらるは、そこにお構いなしにやってくる。何も知らずに

と、いうような事故を防ぐために約束の時間の30分前には支度を済ませていたのである。Q.E.D



そ「ここ？」

『うん。なんでもある』

食品から電化製品までなんでもある大型ショッピングセンター。買い物の際にはいつもここに来る

そ「上げるものとか決めてきた？」

『んー、アクセサリーとか？』

そ「正気？」

『なんで？』

今まで気になる人へのプレゼントは、アクセサリーか手作りのお菓子だった

それを応用して今回は、そらるにどんなものがセンスが良いかを選んでもらうつもりだ



そ「……だからすぐフラれるんだよ」

『はあ？何がダメだっていうの』

そ「一応確認、付き合ってないんだよね？」

『うん』

そ「まあ付き合ったら俺の仕事終わりだから分かってたけどさ」

『だったら何で聞いたのよ』

そ「一応だよ。あのね、」


そ「重い」

『なぜ』


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