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「うぉわっ！ な、なにこれ！」
なにやら見覚えのある緑色のなんか変な物体。
周りには雲みたいにふわふわの白い……気持ち悪いのが霧を吐いていた。
先には緑色の物体以外何も無い。
故にこれに乗って行けということなんだろう。
「そらるさん……これ乗りますか？」
「うん、乗ろう」
「えっ、即決ですね」
「乗らないとダメだからね。早く行くよ」
一足先に乗ったそらるさんに続き僕も乗る。
動く度にペンギンの着ぐるみのペタペタという足音が可愛らしく感じる。
「ってえぇ？！ 動いた！！」
急に視界が揺れて動き始めたことがわかった。
思わず感嘆の声を漏らしてそらるさんに笑われてしまったが。
変な物体に座ると意外と心地よくふかふかのカーペットみたいに感じる。
まるで緩やかなジェットコースター……いや、メリーゴーランドに乗っているような感覚。
少し冷たい風が頬を撫でて通り過ぎていく。
「ん〜……涼しい！」
「うん、ちょっとうるさいから黙って」
「あっ……ごめんなさい」
ゆらゆらと心地よい感覚に思わず眠気が襲ってくる。いや、寝るな……寝たら死んでしまうかもしれないんだ……
そんな思いとは裏腹に眠気はヒートアップしどんどん視界がぼやけていく。
あ、これはだめだ。
眠気に身を任せて寝ようとした瞬間座っていた床からパキッとなにやら不穏な音が聞こえた。
恐る恐る触れてみると全身に冷たい何かを感じる。
目を向ければカーペットは透明感のある綺麗な水色の氷に包まれていた。
「そっ、そらるさん……！」
どうしましょうと言う目で見ようとすれば意地悪そうに笑っていた。
瞬時に察した。これ、そらるさんがしたんだなって。
「冷たっっ！！ そらるさん、何してるんですか！ あぁ！ 足も凍ってるのか立てない！ ほんとに冷たい！！ これいつか凍る！！」
「っふふ、まふが寝ようとするから」
「ふ、普通に声掛けてください！」
「面白そうでしょ？」
「それはそらるさんだけ！！」
声を張って対抗するが笑われるだけ。
いつしか疲れてしまい氷をなんとかかち割ってまた座った。
「って休めない！！ なんなのこれ？！」
レンガのブロックや黄色いハテナの描かれたブロックが出てきた……
しかも周りになにか出てきて動く範囲が狭まってきたし……
もしかしなくてもこれは大ピンチってやつなのでは？
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凪桜(プロフ) - レンスイさん» 感想見させて頂きました！他の方からの目線で見るとまだまだ足りないのが多いと感じます……訂正を加えたりこれから書く話にもレンスイさんの書いていたことを取り入れたいと思います！文章が綺麗というのは情景などに気をつけていたので嬉しいです！ (2019年2月13日 17時) (
レス) id: b3cf2c91ae (このIDを非表示/違反報告)
レンスイ(プロフ) - とても面白かったです！！ すごく好みの設定で、文章もどれもが綺麗でした！！ 私の作品の方で、こちらの物語の感想をお書きしました！よろしければ見て頂けると嬉しいです！！！ (2019年2月13日 15時) (レス) id: 85db579f44 (このIDを非表示/違反報告)
咲姫(プロフ) - りすさん» コメントありがとうございます！情景には気を付けていたのでそう言って頂けてとても嬉しいです！ (2019年1月26日 9時) (レス) id: b3cf2c91ae (このIDを非表示/違反報告)
りす(プロフ) - 情景の表しかたが御綺麗でとても好きです。続きが楽しみです。 (2019年1月26日 9時) (レス) id: 89241487ec (このIDを非表示/違反報告)
凪沙(プロフ) - Liteさん» コメントありがとうございます！ほんとですか？！すごい嬉しいです〜 (2018年12月25日 17時) (レス) id: b3cf2c91ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凪沙 x他1人 | 作成日時：2018年10月14日 13時
