第十四訓 ページ17
高杉サイド
にしても…
高「先生にどう説明すんだよ…この状況」
全員が互いの顔を見回し、A以外は状況を理解して冷や汗を流す
銀「変なキノコから出た粉を吸って大人の姿なりました…ってか…」
桂「そもそも貴様のせいだろうが!!」
『けど…先生が見たらどう思うんだろ』
Aの言葉を聞いて…昔に見た銀時が先生に殴られて地面にめり込んだ姿を思い出してしまう
銀時や桂もそうなのか、顔を青くして冷や汗を流していた
銀「……俺…嫌な予感がする」
桂「奇遇だな…俺もだ」
高「…タダじゃすまねェだろうなァ」
俺たち全員の意見が合致したのがわかった時…銀時が何かを思い出したように手を叩いた
銀「そういえば、Aって大人になったら美人になるんだな!」
桂「そうだな。可愛らしさは残ったままだったが、それに加えて美しくなっていた!」
高「ハッ!なに言ってんだ…俺の妹で嫁なんだから当然だろ!!」
桂「だが、兄妹で結婚したら近親相 姦というのになるんだろ?」
銀「じゃあ、大人になったら俺がAをもらってやるよ!」
桂「俺も問題ないぞ!」
高「てめェらなんかにAをくれてやるわけねェだろうがァ!!」
桂「だが、Aはずっと独り身になってしまうぞ?可哀想ではないか?」
高「Aは俺とずっと一緒にいるのが幸せなんだよ!!」
銀「なんでそうなるんだァァァ!!?」
桂「そういえば、Aはどこへ…」
周りをキョロキョロと見回しながら、ここへ来た道を戻っていると…Aと先生の話し声か聞こえてきて茂みから覗き見た
そこには…縁側に仲良く座るAと先生の姿があった
『先生!A、変なキノコから出た粉を吸ったら大人になったの!カッコいい?』
吉「Aはカッコいいというより、綺麗で可愛らしいですね」
『む〜っ!Aはカッコよくなりたかった…』
吉「きっとなれますよ。頑張ってくださいね」
『うん!』
吉「ほら、君たちも大人になった姿を見せてください」
バレているたのだとわかって観念した俺たちは、ゆっくりと茂みから出て行く
先生は俺たちの姿を見回して、クスリと微笑んだ
吉「みなさん…こんなに立派に育ってくれるんですね」
先生の微笑みが嬉しかった俺たちだが…その瞬間、頭に強烈な衝撃と痛みが走った
吉「しかし、危険なものに触るのはよくありませんね」
薄れる意識の中…慌てるAが元の姿に戻るのが見えたのだった
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季奈乃 - この作品すごく面白いですね! 更新も頑張ってください! 応援してます!!!!! (2017年9月23日 13時) (レス) id: 937f71cb5a (このIDを非表示/違反報告)
香菜 - とても面白いです!これからも更新を頑張ってください!ほかの作品も作ってください! (2015年11月2日 17時) (レス) id: 39880b9d7b (このIDを非表示/違反報告)
信女(プロフ) - 面白いです!私も人に教えられるようなネタ持ってなくて…、初コメ失礼しました!更新頑張ってください! (2015年9月9日 6時) (レス) id: 58e33b6721 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:十六夜☆ | 作者ホームページ:http://maru1215
作成日時:2015年8月24日 19時