【銀魂×REBORN】銀の刃となりて炎を灯す【始まり・日常編】

標的９…ダメツナ少年の逆襲？（後編） ページ12

続き


持田に協力した剣道部員を一応残し、賞品にされたという女子生徒…笹川京子が、自分の意志でこの場に残った

実は、笹川京子…笹川妹とは面識があるんだけど…まあ、今はいいわ。笹川兄出てきたらその時説明する(←メタァ)


とりあえず風紀委員のひとりに毛布を取りに行かせ、正座させているダメツナ少年を見下ろす

…すげー顔真っ青だけど、俺ってそんな顔こえぇ？



『んじゃあ、処罰の方だけどよぉ…えっと、ダメツナ少年？だっけか？』

「Σだっ…！？えゃ、ぅえっと…沢田です。沢田綱吉…」

『OK、沢田くん。パンイチで告白して女泣かせて、彼氏の持田にボコられそうになって逆に返り討ちにしたって流れで、今回の件はあってっか？』

ツ「え！？ちが…いえ、違わないです…」

『で、その辺どーなの？笹川妹』

京「違います！ビックリしちゃっただけで泣いてません！それに、持田先輩ツナ君に酷いことばっかり言って…私の事賞品なんて…！！」

『で、剣道部の弁解は？』

「あの……す、すみませんで『何が？』防具と竹刀にウェイト仕込んで沢田側の赤旗はあげないようにしてました！！すみませんでした！！」



うっわ…ますますゲスじゃねーか、このハゲ



「ぜ、全部持田先輩に指示されて…」

『後輩は先輩にゃ逆らえねーもんなぁ…けどよ、謝る相手は俺じゃねーだろ？
ヘタしたら沢田くんは、心に一生モンのキズ負うとこだったんだぞ？』

「…さ、沢田…ごめん」



ひとりが謝ったのを皮切りに、他の部員達も謝りはじめる…その顔は渋々と本気が半々ってとこか…



『とりあえず、剣道部員は反省文５枚な
主犯の持田は…ハゲになったのは自業自得だからバツにはなんねーから、三ヶ月部活禁止な』



連れてけと、風紀委員数人に目線をやれば、それだけで気づいた草壁が持田を担ぐ

そして、戻ってきた風紀委員から毛布を受け取り、パンイチのままの沢田くんにかけてやる



『そのままじゃ授業受けらんねーだろうから、とりあえずジャージでもなんでも着ろ』

ツ「は、はい！あの…」

『あ？』

ツ「Σひっ！…あ、ありがとうございます…！」



それだけ言えば、沢田くんは逃げるように走り去っていった

ひって…なんで俺、こんなビビられて…ああ、恭弥のせいかな？


なんて思ってたら、ふと…絡みつくような視線を感じて周りを見渡す…が、そうした頃にはそれはもう無くなっていた

…あーあ、巻き込まれる予感が止まんねーよ

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