標的３０…悪夢の時（１） ページ32
三浦ハルの事件後、リボーンと早すぎる帰宅をした歩美に目をむいて驚く奈々
だが、歩美の様子がおかしいことに気づけば、奈々は暗く沈んだ空気の歩美に、優しく微笑みかける
奈「アユちゃん…おかえりなさい」
『っ！……た…ただいま』
奈「大丈夫。先生には連絡しておくから、ゆっくり休んでね」
『…はい。ありがとう…お母さん』
奈々に頭を下げた歩美は、足に張り付いてくるランボを色々察したらしいビアンキに預けて、リボーンと共に部屋に入る
いつもなら無視されたことに怒鳴り散らすランボだが、今回はそうはならなかった…
なぜなら騒ぎ出す前から、リボーンが銃をチラつかせていたから…
部屋でリボーンをベットに降ろした歩美は床に座り、しかし何か話し出すことはなく…
『……』
リ「(アユが何を抱えてんのかは知らねーが、これさえわかればこれからの教育もやりやすくなるはずだ…だが…)アユ、無理はしなくていいぞ」
『っ…((-_-｡)(｡-_-))ﾌﾙﾌﾙ……リボーンは……“前世”…って、信じますか？』
リ「前世…だと？」
前世━━━
それは、この世に生まれてくる以前の世のこと…
しかし、本当にそれが存在するのか、その時自分がいったいなんだったのか…それは誰も知ることはできない
…本来は
『私…あるんです。前世の、記憶が…』
リ「…続けろ」
『はい。私は、前世…一般家庭の、優しい…優しい両親が、いたんです…』
両親は仲が良くて、そんな両親に愛されて生まれて育てられて…私は幸せでいっぱいになって、いつも笑って過ごしていたんです
『いまでは、少ないですが…泣いて、笑って…わがままも、いっぱい言って…ランボ、みたいで…』
リ「(あいつがいうには、昔から聞き分けのいい落ち着いた子供で、何に対してもほとんど表情を変えたことがなかったらしいが…ある程度まで成長した前世の記憶があったせいだったんだな)」
『……けど、あの日……全てが、終わった…』
リ「…終わった？」
『はい……私の、5歳の…誕生日』
あの日…誕生日プレゼントとしてネコをねだった私を連れて、父が運転する車で出かけました
その日は……雪も風も強い、冬の日でした
キキィィィ
ガシャァン
スリップした別の車が、私達の車にぶつかって…
そのまま、崖から車ごと落ちました
続く
標的３１…悪夢の時（２）※閲覧注意→←標的２９…三浦ハルちゃ…さん（３）
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くまさん(プロフ) - とても面白いです！ツナの成り代わり小説が好きなのでみれてよかったです！これからも頑張ってください (2019年2月22日 1時) (
レス) id: b86cabc8e3 (このIDを非表示/違反報告)
レインガーナ(プロフ) - えーと、今回はじめてすべて読んですごく面白かったです！オチは獄寺君が良いなぁ(ﾎﾞｿｯ (2019年2月11日 23時) (レス) id: c89d3d410a (このIDを非表示/違反報告)
十六夜☆(プロフ) - ミリアさん、本好きさん。コメントありがとうございます！オチついては雲雀さんが多いようですが、現在は獄寺くんをと思ってます。ツナ成り代わりで雲雀さんオチって結構多いので… (2019年2月10日 15時) (レス) id: daaab74543 (このIDを非表示/違反報告)
本好き - とても面白いです。この作品のファンになってしまいました。続きがきになりまます！無理をせずに更新頑張って下さい！応援しています！オチがあるなら雲雀恭弥さんがいいです。 (2019年2月10日 11時) (レス) id: 85ea7aa836 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - リボーンのツナの成り代わり作品は、大好きなので凄く嬉しいです!!今後の展開と続きが楽しみです！!オチがあるなら雲雀さんをお願いします。今後も無理せず体調に気をつけて自分のペースで更新頑張って下さい。ファンとして応援してます。 (2019年2月10日 10時) (レス) id: 5216ee3091 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十六夜☆ | 作者ホームページ：http://maru1215
作成日時：2019年2月8日 20時
