検索窓
今日:9 hit、昨日:0 hit、合計:64,761 hit

第百十六訓 ページ25

Aサイド


その日の夜…


兄様が万斉を連れて、会合から帰ってきた


夕食を済ませて、お風呂を済ませて、いつものように兄様とお布団に……



高「……A、どうした?」

『ぅ…ぇ、えと……その…////』



ど…どうしてかわからないけど、兄様と同じ布団に入るのが…すごく………は、恥ずかしぃ////


布団にも入らず俯いてるAに、兄様は優しげな声をかけてくれて…更に恥ずかしくなって、顔に熱が集まってくる



『…に…兄様ぁ……A…変』

高「Σなっ…!!どうした!?風邪か!?」

『Σち、ちがっ…!!』

高「なら、なんだってんだ?」

『……兄様と…いっしょに寝るの……恥ずかしぃ…の////』



うぅ…言っちゃったよぉ///


兄様はAの言葉を聞いて、よくわからなかったのかほおけた顔をしていた



『その……胸のあたりが…ドキドキして…痛いの。モヤモヤして…あっつくて…落ち着かない
…兄様ぁ……A…おかしく…なっちゃったよぉ////』



兄様と話すことも辛くて、兄様と一緒にいられなくなるんじゃないかって…怖くなる


堪えきれずに溜まる涙が、視界を…兄様を歪ませてしまう



『……にぃ…さまぁ……こわぃ…よぉ…』



頭の中の整理が追いつかなくて、堪えきれずにへたり込み、両手で顔を覆った…情けない顔を見られたくなくて


その時…暖かい感覚と兄様の匂いが、Aを優しく包み込んだ


兄様の匂いに包まれたせいか、自然と…Aの心に詰まってた黒いものが、口から涙とともに溢れ出る



『…A…っ!!兄様とっ…離れたくない!!ずっと…いっしょにいたい…!!
A!変になっ…ちゃった…けど!置いてかないで…ひとりに…しないでぇぇぇ!!』



もう…怖い思いはしたくない!!


攘夷時代…

天人の残党に連れ去られて

兄様達と離れ離れになって

実験を繰り返す日々…


そして…用済みの札を張られ、眠らされた…



『もぅ…っ!!怖いのは……やだぁ!!』



みんなには見せられないくらい、みっともなく泣いて騒いで…兄様に呆れられても仕方ない




その時…

続く

第百十七訓((ちょっとラブが熱い→←第百十五訓



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (39 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
122人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 鬼兵隊 , オリジナル   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

堕天使 - 面白かったです。更新頑張って下さい (2016年9月11日 0時) (レス) id: da9a796715 (このIDを非表示/違反報告)
桜子 - おもしろかったです、更新待ってます (2016年8月31日 15時) (レス) id: 6d3bb9a613 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜☆(プロフ) - gumliaさん» gumliaさん、指摘ありがとうございます!更新の方も頑張ります!! (2016年5月18日 19時) (レス) id: cb146d85e2 (このIDを非表示/違反報告)
gumlia - 指摘ですが「貞春」ではなく「定春」ですよ。これからも更新頑張ってください! (2016年4月23日 1時) (レス) id: 5dbab745da (このIDを非表示/違反報告)
坂田 花恋(プロフ) - キャラと言いお話と言い・・・すごく面白いです!!!高杉様と妹さんの絡みが好きです♪笑更新頑張ってください!!!!!いつまでも応援してます! (2016年4月10日 21時) (レス) id: 74d544e7e0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:十六夜☆ | 作者ホームページ:http://maru1215  
作成日時:2016年3月9日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。