6.読めない表情の先に ページ6
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「んーと、ごめんね。よく聞こえなかった」
何かの聞き間違いだろうと、もう一度聞き直す私に平然とした顔で彼は言う。
JK「たぶん、聞こえた通りだと思いますけど、もう一度言いますね」
「…うん」
JK「僕と結婚しませんか?」
「うんうん、結婚ね…………ってええー?!」
JK「いや時間差!それに驚きすぎじゃないですか?」
「いや驚くでしょ、普通。」
私が最初に聞こえた言葉はやっぱり聞き間違いではなかったみたいで…
てか、この子なに平然とした顔で言っちゃってるの?
意味わかんないんだけど!
あまりの驚きに持っていたスマホが、緩んだ私の手のひらから落ちそうになるのを、彼が咄嗟にキャッチする!
ナイス反射神経!って違うから!
JK「はい、どうぞ」
余裕そうな笑みを浮かべて、スマホを差し出すから咄嗟に奪い返して彼を軽く睨む。
JK「酷いなぁ、落ちるの阻止しただけなのに」
ちょっと口先を尖らせて言う彼。
うん、やっぱり私からかわれてるんだ。
さっきのは聞かなかったことにしよう!
「あのぉ、そろそろ冗談はやめません?」
JK「え、冗談じゃなくて真面目な話。
もしかして信じてくれてないんですか?」
「…んー信じがたいと言うか、意味が分からないと言うか」
JK「別にいいですよ!信じないなら、みんなに言っちゃうから。」
「そんなのっ、言っても信じないよ、きっと」
JK「……そぉかな?わかった。じゃあ、全世界に僕のTwitterから投稿___
「あー!それだけはやめて全世界にバレるのは心の準備が…。」
この子、完全に私で遊んでるよね?
あー、家まで見るの我慢出来なかった自分のバカ。
JK「お願い聞いてくれたら、そんなことしないって言ってるのに」
「そんなこと、私一人では決めれないし…」
JK「…分かりました!じゃあ時間をあげます。一週間、でいいですね?」
「え!?たった一週間?」
JK「一週間も!でしょ」
「いやいや…」
JK「じゃあ、どれくらい必要なんですか?」
「短くても1年、とか?」
JK「は?なに言ってるんですか?馬鹿にしてます?」
決して冗談ではなく真面目に答えたのに、それを聞いて怖い顔して返してくる彼はますます謎で怖かった。
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チャンユ(プロフ) - shoko0619さん» ありがとうございます。続きも駄文になりそうですが更新していきますので、よろしくお願いします。 (2020年12月25日 13時) (レス) id: df90284621 (このIDを非表示/違反報告)
shoko0619(プロフ) - キャー!続き気になります。更新はする予定ですか? (2020年12月24日 20時) (レス) id: 9301928d42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:uz | 作成日時:2020年12月17日 11時