32.ついていけない ページ32
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私がお風呂から上がると、すでにソファーで横になってるジョングクくんがいた。
良かった、服着てる。
私には大きいサイズと言っても、私よりはるかに背の高い彼が着ると、余裕なんてなかったみたい。
寒いかなと思ってブランケットを持ってきて、彼の身体にかける。
綺麗な寝顔。
やっぱりアイドルなだけあるよね。
テヒョンやジミンとはまた違った格好良さがあって
「寝顔ずっと見てられるかも。」
そう呟いた時、彼の目が薄く開いてそのまま抱き寄せられた体。
そして重なる唇。
一瞬なにが起きたか分からなくて。
だけど、離れた唇には熱がこもったままなのに
彼は何事もなかったかのように目を閉じて眠っている。
今のなに?
私、キスされたの?
聞こうとするにも、目の前でまた可愛く寝息をたてて眠る彼には聞けそうになくて。
ただただ体も思考もフリーズする。
ベッドに移動しても、眠ることなんて簡単には出来なくて心がザワザワした。
結局いつ眠れたのか分からなかったけど
気付けばカーテンから差し込む光で目を覚ました。
んー、と伸びをしたら普段の抱き枕とは違う感触。
ん?……え?えー!?
バッと上半身を起こして何が起きたのか必死に考える。
だって、目の前にいたのは私の愛しの癒し王子様クッションではなく、昨日ソファーで寝てたはずの彼だったから。
そして、とっさに自分の服を確認する。
良かった!大丈夫!ちゃんと服着てる!
JK「うー寒い。」
そう言って半分起き上がっていた身体が引っ張られて彼の腕の中に。
えー!一体どういうことなのー?!
完全に寝ぼけてるであろう彼。
結局、彼の目が覚めるまで彼の腕の中で私は動くことが出来なかった。
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チャンユ(プロフ) - shoko0619さん» ありがとうございます。続きも駄文になりそうですが更新していきますので、よろしくお願いします。 (2020年12月25日 13時) (レス) id: df90284621 (このIDを非表示/違反報告)
shoko0619(プロフ) - キャー!続き気になります。更新はする予定ですか? (2020年12月24日 20時) (レス) id: 9301928d42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:uz | 作成日時:2020年12月17日 11時