...You're my medicine. ページ25
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「あーもう、雨降ってんだから呼べばいいのに」
「だって、私が家を出たときは、眠ってるように見えたから」
たしかに、ちょっとうとうとはしてたけど。ドア閉まる音で覚めたよ。そのまま寂しく三時間待ってたって、忠犬すぎるでしょ。褒めろよ。好きって言え。
お高いバッグと、季節はすぎたはずなのに適正装備のスプリングコートを引き剥がして、びしょびしょに濡れた彼女の髪と肌をタオルでがしがし拭きながら、風呂場に押していく。旦那に気ぃ遣うような女じゃないでしょ、まったく。
「S!Nくん、」
「なぁに、もうお湯張ってあるからバスボム入れて入ってよ」
「ありがとう」
雨がガラスを殴る音のせいでよく聞こえなかった気はするけど、あの我儘姫君にしては男心をわかってることを言ってた気がする。
他の男にそういうこと言うなよ。言ったら浮気したからって、家から一歩も出さないからな。
「……はー、ずる」
なんで、この女にだけ、うちの奥さんにだけ、こんなに振り回されるんだろうか。
Cause, I love you. to センラ→←Cause, I love you. to S!N
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Rin(プロフ) - しゅーずさんや3部さんやS!Nさんの作品と初めて巡り会えてテンションあがりました！もっとのびてほしいです…これからも更新楽しみにしています！ (2019年7月15日 21時) (
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作者名：硝子体 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/glass/
作成日時：2019年6月26日 20時
