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『あれから…会いたくて会いたくてたまらなかった…！！』
イザナの首に両腕を回し、背伸びをして抱き着くA。
イザナもAをきつく抱きしめ、うんうん、と返事をする。
『どうして会ってくれなかったの…？』
「色々と準備したくて。どうだ？この部屋。気に入ったか？」
Aの頭をポンポンと撫でながら尋ねるイザナにAはキョトンとした。
「この部屋はニィとAが一緒に暮らす家だ。聞かされてないか？」
Aはバッと振り返るが、稀咲も半間もこちらを見ておらず、ソファの後ろに立っていた。
『聞いてないよ…』
再びグズグズと泣き始めるAをイザナはクスクス笑いながら慰める。
するとイザナはAの身体をそっと離し、身体を屈めておでこをくっつけた。
「これから大事な話をする。いい子に聞けるか？」
『？？うん…』
イザナがソファに座るのでAも反対側に座った。
稀咲がお茶を淹れてくれたのでそれをコクリと飲む。
それからAはイザナの言葉を待つのだった。
「どこから話せばいいんだろうな。A、お前の苗字は？」
『黒川…』
「ニィの苗字は？」
『たまたま一緒の黒川だよね』
「たまたまなんかじゃない。オレ達は」
本当に血の繋がった兄妹なんだよ
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あまね(プロフ) - 僕も夢主の下につきたいです（） (8月27日 2時) (
レス) @page10 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
家族 - この作品、とても良いですね。更新楽しみにしています。 (2022年8月4日 11時) (レス) @page10 id: 7066cb4000 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華 | 作成日時：2021年12月1日 19時
