霊安室に入ったら異世界に来ちゃったってドユコト！？【黒バス】

霊安室=自殺の名所　23 ページ33

赤司が空気になってるのはスルー。



貴「じゃあもう、外出れるってこと？」



出たら出たで何していいかわかんないけど…


黒「そういうことです。」


そういうと黒子は、扉の鍵を開け、外を覗いた。


黒「やっぱりいませんよ。」



赤「じゃあ、出ようか。」


赤司は(ビビりだから)先頭にたてないため、黒子が扉を開け外に出る。


私も二人につづいて、扉に手をかけようと手を伸ばした。


すると、

「ねぇ…」


後ろからそんな声が聞こえた。


振り向くとそこには、



ベッドの上に座っている女の子。


……


「私の分まで、しっかり生きて…ね？」


泣きそうな顔で、それでも笑顔を絶やさない少女は、何故か懐かしかった。


そして……


全体的に私と似ている……？




その少女は、最後にニコッと笑うと消えてしまった。



不思議に思いながら、前を向き外に出る。


前を行く二人に小走りで追い付くと、



赤「遅い。」


黒「ノロマ。」


貴「いや、ヒデェ！！」





ｶｻｯ


貴「ん？なんだこれ…」



音のした方には白い紙。


拾い上げ、中を見てみるとそこには…



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来てくれてありがとう。

霊安室に入れば元の世界に帰れます。


どうか無事で________


ーーーーーーーーーーーーーーーーー



赤「なんだこれ…？」


黒「しかも、誰からか分かりませんし…」


確かに……


でも、
貴「わかったじゃん。


帰り方。」


さっきの紙には、「霊安室に入れば元の世界に帰れます。」
って書いてあったはず。


黒「行ってみますか…？」


赤「あぁ。」



私達は、エレベーターに乗り、

死の階をスルーして1階のボタンを押した。

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