２つの戦い～ゴッドエデン～【白竜】 (ページ25)

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第二十三話ページ25

『あ、きたきた…』

白竜「ゼロ計画の仕上げ、ついにだな…」

シュウ「うん…」

シュウ(天馬…………サッカーは人の価値を決めるものだということ、思い知らせてあげる…)

私や白竜、シュウたちは指定された場所にいき、待機していた。そこからは雷門が来るのがわかった。私や白竜は見下すようにみていたが、シュウだけはなにか覚悟を決めるような表情だった。

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私たちはついにゴッドエデンスタジアムに現れた。そして、予想通り…あの人はいた。

『やぁ、紘汰兄ちゃん…久しぶりだね』

紘汰「A！！」

『ゴッドエデンでつけた私の力、思い知るといいよ………そう、剣城もね？』

剣城「………くっ」

そう、何のために力をつけたか。分かりなよ、剣城………

ついにキックオフ。白竜は完全に飛ばしていた。

『やる気満々といったとこかしらね』

シュウ「…Aは、いかないの？」

『いくよ。…………白竜が決めてから、ね』

シュウ「…………そうだね。」

やはり白竜はシャイニングドラゴンを出し、ホワイトブレスでまず一点を雷門からもぎ取った。
飛ばしてる飛ばしてる、と私は笑う。シュウがそろそろ行きなよ、と合図した。

『まっ、私の力もみせよーっかな？』

白竜「見せつけてやれ」

『おっけーっ』

うるさいホイッスルがなる。私は横目で雷門側のベンチをみた。やっぱり紘汰兄ちゃんはいる。
見せてあげる、私の力。

白竜が攻めようとシャイニングドラゴン発動すると、敵のキャプテンが化身を発動した。私は構わず走る。出来るだけ、気配隠してね。白竜は期待を裏切らない。

白竜「ホワイトブレス！！ゆけ、葛葉！！」

『おっけぇ…』

いつもより、力がみなぎる。牙山教官から飲めと言われたアレは普通の水じゃなかったのが明らかだね。

『出でよ!!光速の騎士アレース!!!!はぁぁぁぁぁ………弾丸クインテット!!!!』

剣城「前と比べものにならないだと！！！」

敵のキーパーは必殺技出せたみたいだけど、ホワイトブレスに弾丸クインテットの力が入ったボールを止められるはずもなく、ゴールへはいった。

『剣城』

剣城「……っ」

『私を女だからって、なめてたからよ………思いしれ』

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