第二十一話 ページ23
『あれ?シュウ、今日はいかないの?』
シュウ「うん…。」
計画の前日。昨日と一昨日は松風天馬、だっけ?のとこにいって特訓を付き添ってたのに、不思議なもんだな。白竜もいないし。また、あいつらのとこ行ったか、かなぁ。
シュウ「Aは、さ……何でここにきたの?」
『私?…………守りたい人がいるから守れる力がほしい、って最初は望んできた。でも、今は違う。………あいつを超えなきゃ、私の意味がないから、力がほしい。
シュウ「そっか……」
シュウの質問に驚いたけど、私は出来るだけ正直に答えた。伏せたけど、私は剣城京介を潰す日が明日ってわかると、不思議なくらい笑いがこみあがる。
狂気?
多分、そうだ。前のとは違うのを知らしめてやりたい、早く!!
あいつを潰したら私は……
私は
私、は
わた、し、は
あれ?
潰したら、どうなるの?何が目的になるの?………ここにいる意味が"なくなってしまう"の?
わからない。今は、剣城京介を潰すことだけを、考えよう。
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数時間後、白竜が帰ってきた。
『あ、おかえり』
白竜「……ただいまだな。」
『なにしてたの?』
白竜は少し間を置き、宣戦布告してきた、と言った。私はイラつく剣城を想像し、くすりと笑ってそっか、と答えた。
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作者名:まーる | 作者ホームページ:http://marl102917
作成日時:2014年4月18日 23時