第十三話 ページ15
(また貴方sideにいきます。)
〜ゴッドエデン〜
あれから数ヶ月がたち、牙山監督から知らされたのは剣城の裏切り。正直、私たちは唖然とした。
だけど裏切りは裏切り。
許してはならない。
『裏切りってなかなかやるねぇ…』
白竜「三流シードだからだな。」
『雷門は、時期にくる』
"潰してやる"
私はそう言ってアンリミテッドシャインのユニフォームに着替える。
私は更に闘志が燃える。
前から倒したかった相手は裏切り。…………落ちぶれたものだね、そう内心で呟き、私は笑う。
近々雷門がくる。
牙山監督から伝えられたのは私にとってついにやってきたチャンス。裏切ったのを後悔させてやる。
白竜「やる気だな」
『当たり前。………私は一人の人間として、やつを潰してみせる。』
白竜「…………無理するなよ」
私は白竜の言葉に生憎、耳を傾ける気はさらさらなかった。
数日後。
ついに雷門がくる。
私は楽しみ、という狂気的な感情に身震いした。
私はこんなにも力に溺れていたのか、自覚はある。だけど、もういい。
私自身力を欲していたから。
欲していた力に溺れるなら、私はこの身を投げ捨ててやる。
牙山監督の指示にしたがい、アンリミテッドシャインは地下のスタジアムに待機していた。
白竜「究極の力見せてやる………!」
白竜は決心した表情でキャプテンマークを腕につけた。
少しずつ見えだす光、吹き出した風に私の髪はなびく。
コンディションは良好。…いける。
私は9という背番号に重みを感じた。出れなかった、諦めてしまった他の仲間たちのために私は雷門……いや、剣城を潰してやる。
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作者名:まーる | 作者ホームページ:http://marl102917
作成日時:2014年4月18日 23時