目を閉じる話6 ページ6
ハッ...
目が覚めるといつもの天井...さっきのは夢だったのだ...。
夢の中のお母さんが言っていた言葉は何だったのだろう...?
まぁ、そんなことなんかよりも今日は、お出かけをする日だ!
私の気持ちに答えてくれたのか空は、快晴。雲ひとつない空だ
ドタドタドタ
「お母さん!今日、いい天気だよ!」
「フフッ...それは良かったはね」
「うん!楽しみだなぁ!!」
お母さんは、私の朝ごはんを作ってくれている。
キッチンからいい匂いが鼻を掠める
今日は、今までの人生の中で、一番いい日になるのだろう!
鳥がさえずり、動物たちは、歌を歌っているかのように鳴いている
朝食を食べ終え、外出の用意をする。
準備ができたら、私の目と白い髪が見えないようにフードをかぶる。
私のお家...
「いってきます!」
__________
街についた。実に賑やかだ。
私が居た今までの森中なんて嘘みたいに騒がしい
けれど、今まで、森の静寂しか聞いていなかった私は、これが心地よく感じられる。
「マリー...いい?一人であちらこちらに行っちゃだめよ?
私が、見つけられなくなっちゃったら、家に帰れなくなるわ」
お母さんは、私のことを注意して、再び前を向き歩き始めた
ここは、都会...というところなのだろう...きっと
人がたくさんいてお母さんにしがみついていないと、迷子になってしまいそうだ。
まるで、今日は何かお祭りがあるかのようだ。
「あら?...マリー、今日お祭りあるわよ?」
「お祭り?」
...運良く、お母さんは、お祭りのチラシを見始めた。
「今日の夜に花火とかなんかやるんですって、行ってみる?」
「うん!」
きっと、今日行かないと、もうずっと行けないだろう。
私は、お買い物もお祭りも両方楽しみだ。
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作者名:駄作者は絶対に完結本を出す | 作成日時:2023年5月13日 15時