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プロローグ ページ1

"ああ……愛しい我が君
気高く麗しい、愛の華

貴方こそが、この世界に相応しい"





………誰かの声がする。真っ暗で、何も見えない空間に一人。頭がぼーっとして……また、変な夢でも見てるのかな…俺。





"______闇の鏡に導かれし者よ

汝の心の望むまま、
鏡に映る者の手をとるがいい"





…ふと、何もなかったはずの空間に、鏡が浮かび上がる。





"闇の力を恐れるな
さあ____力を示すがよい"





…鏡の中に、誰かの姿が映し出されている。
顔も見えないその人物は、こちらに向かって、ゆっくりと手を差しのべる。


謎の声に促されるまま……俺は、ほうけた頭で、その鏡に映る「誰か」の手をとった。





"この先何が起きようと、
如何なる禍が降りかかろうと
決して、その手を離さぬよう__________










__________君は、もう逃げられないのだから。"

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作者名:フリスク18 | 作成日時:2023年11月12日 0時

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