あっち行ってください! ページ2
ぱっと横を見ると若武、上杉両先輩と黒木さん、小塚さん、見たことが無い人が2人。
金髪で、美少女とも言えるような美貌を持つ人と、
長い紫の髪を風になびかせているスタイルばつぐんの人。
「ちょ、奈子。どうしたの、こんなとこで。」
そう言うお姉ちゃんはベリッと私をはがすと、整った眉を下げて聞いてきた。
久しぶりに見たな、お姉ちゃん!今日も綺麗だね!
あれ?今気づいたけどお姉ちゃん、クラブZと刺繍がされたスタジアム・ジャンパー着てる…。え?
「あぁ、気付いた?」
うんと頷く私を放っておいて、
向こうにいたジェニのみんなを手招きするお姉ちゃん。
「久しぶりだねえ?どう?うちの妹。」
各々がお姉ちゃんに私の事を話している。
満足そうに笑ったお姉ちゃんは私の肩を抱き寄せて言った。
「ん、こっちがうちの妹の奈子ね。KZの皆は知ってるだろ?
んでそっちのジェニのみんな。初めましてってかお久しぶりね!
立花Aです!奈子の姉だよ。」
黒いスタジアム・ジャンパーをはためかせて言うお姉ちゃんはとても絵になる。
「奈子も内緒にしてたからね、妖精チームGプロジェクトの事。
私も内緒にしてたけど、ΖビルでサッカーKZ…じゃないや、Ζのサッカープロジェクトに参加してるの。マネージャーとしてね。」
そう言い区切りをつけて、
お姉ちゃんはパチンとウインクをした。
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