年下ドSたぬきに恋愛なう。【うらたぬき】

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「こんにちは、突然ごめんなさい」

「俺の彼女」

「...！？！？」

そんな急に紹介されても...！！

「な、A」

「え、う、うん...」

「呼び捨て！？」

そうおどろいたのはまふくん。
まふくん本人にそう呼んでほしいと言われたのでそう呼ぶことにした。

「俺一ノ瀬でっす。そらるって呼んでいいよ、なんかこいつらにつけられたあだ名なんだけど少し気に入ってるから」

そらるさんは丁寧に自己紹介をしてくれる。
せんぱい呼びは慣れないらしく、さん付けになった。

「俺坂田！！」

さかたくんは素直でいい子そうな後輩。
さかたんが愛称だというのでさかたん呼びにすることになった。

他愛のない話をしているとすっかり打ち解けることができて、なんだか友達が増えたみたいで嬉しかった。
「みんなは彼女とかいないの？」

「いるわけねーじゃん。俺らだけだよ、リア充」

「うるせえ！！」

わたるが嫌味に言うとかわいくおこるさかたん。


「まだぴちぴち１年なんで」

「「「「...」」」」

「こっちみんな」

冷静に、でも冗談も笑ってくれるおっとり性格でやさしいそらるさん。


「右腕が疼きだした...だめだウッズドラファス...！！落ち着け！！！」

しっかりしてるのか変わってるのかわかんないけど女の子よりかわいい声のまふくん。


みんな個性があっておもしろい。
でも、目移りなんてしなくて、わたるだけが一番輝いて見えた。


そんなことを考えていると、わたるに「来て」と呼ばれた―。

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