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「健永くん、明日サークルの飲み会行くね〜」


「…気をつけてね?」


「ちょっともう、毎回心配しすぎ!(笑)」


「だってお酒飲んで酔ってフラフラになって他の男がAちゃん攫ってったりしちゃったら…俺もうダメかもしんない。」



.


毎回毎回、心配してくれるのは素直に嬉しい。

私のこと好きでいてくれてるんだなってわかるし、何よりその優しさが心地いいから。

まあたまに度がすぎるぐらい心配性な時もあるんだけど(笑)



けど、だけど!


私が大学の男の子に心移りしちゃわないかな、とか、そんなこと心配するんだったらさ…

早く私のこと、抱いてよ。


.


20歳までは手出さない宣言を出されてから随分月日が経った。

真面目な健永くんは私の親のこととかすごく気にかけてくれてて、そういうところはすごくちゃんとしてる。


「そんなに心配するならさ…」


何度もその分厚い宣言を突き破ろうと試みるけど


「ダメ。ハタチまでしない。」


即効で負ける。


そんなに拒否されると、さすがにこちらも落ち込んでくる。

私はこんなに健永くんと1つになりたいって思ってるのに。

健永くんは私のこと欲しくないの?


…もしかして、浮気してる?


そんなこと考えるとモヤモヤが止まらなくて、すごく険しい顔になってしまう。

すると


「また変なこと考えてるー。俺はAちゃんが好きだよ。他の女の子なんて興味ありません!」



そうやって見透かして優しいキスをくれるから降参だ。

…しかもちゃっかり舌は入れてくる。

すごく長めの深いキス。



それだけでもうトロトロしちゃう。

健永くんはそんな私に気付いてるはずなのに。


.


.


でもいいの、だって来月は私の20回目の誕生日だから。

.→←s -初めての味-



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設定タグ:Kis-My-Ft2   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:コツメ | 作成日時:2019年6月10日 22時

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