やつがれくんが記憶喪失になりました。

3,マフィア内にて part2 ページ3

「んんんん〜っ！先輩ってば本当は私に会いに来てくれたんですよね〜。」

そう云うとムッとした表情になり、『違うと云っているだろうが』とかブツブツ呟く愛しのツンデレ王子。

「ハァ…全く…羅生m
「人間失格！」「……！」
………
「……それはお前の異能では無いだろう。」
あの、そう云いつつも、一瞬ビクッて怯んじゃう先輩可愛いですか。
「オイ、芥川困ってんだろォが。離れてやれ。」
むむむっ、上司だからって偉そうに！二人の折角の幸せな時がっ！
「幸せな時って手前なぁ…芥川は全然幸せそうじゃねェんだが。」
「な、なぬっ、エスパーかっ！？」
「いや、全部声に出てたから。」

ったく、しょうがないなあ…渋々離れると何やら二人でコソコソ話し始める。んー、何話してるのかなぁ。
「ちっ、あいつらの残りカスかよ。仕方がねェなァ。」
ん？あいつらって？

「おい、春宮仕事だ。こないだ潰した組織の残りの殲滅なんだが…そうだなァ…俺は忙しいし、手前ら二人で行ってこい。」

その瞬間、二人がお互い逆方向に首を振ったたのは云うまでもない。

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