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｢……｣
『……』
｢｢｢｢……｣｣｣｣
目を丸くする音駒一同に
｢…あ、うん｣
クロは状況が飲み込めていないまま
｢…は??｣
と首を傾げて
｢待て待て待て
ちょっと待てバカヤロウ！｣
と手で顔を覆う
｢え、何キレてんの…｣
海君も、夜久君も
クロも
私も
大笑いで
整列して頭を下げる彼らに
会場中から暖かで大きな拍手が巻き起こった
クロは澤村君や
月島君
みんなと笑顔で握手や肩を交わして
3年3人組は、笑いながら
泣いている下級生達の肩を組んだ
｢…え、ごめん。俺は泣かないよ｣
『分かってるよ』
隣の研磨が顔を顰めたので笑い返すと
｢…でも、シロとの約束は守ったよ｣
『…うん、ありがとう』
｢ねえ、シロ｣
『ん？』
｢楽しかった？｣
『…うん、すごく』
｢そっか｣
研磨は少し微笑んで
｢俺、シロがその赤いジャージ着てるの好きだった｣
なんて
『…今日の研磨、3年おちょくってる？』
｢なんでよ｣
撤収の声がかかって、監督の元に集まる皆
｢具体的な反省はこの後するとして…
ナイスゲーム、ありがとう｣
『……』
後ろ姿しか見えない私にはクロがどんな顔をしていたか分からなかったけど
クロがバレーにハマる瞬間をくれた
音駒を導いてくれた
私を、マネージャーとして受け入れてくれた
猫又監督に誠意を込めて頭を下げた
｢研磨！来年もやろうな！｣
｢うん、やろう｣
翔陽君と研磨の掛け合いに
｢まーたお前らは【明日も遊ぼうぜ！お前ん家集合な】みたいに言う｣
｢？｣
『それクロでしょ』
｢無視して｣
来年がない、3年生には
少し眩しく見える約束
｢…終わりか〜実感ねえな〜｣
と漏らす夜久君
｢終わりだけど
この3年間が黒尾と夜久…、Aと一緒で良かった｣
｢ふざけんな海！ふざけんな！マジで！｣
｢ンモー！どいつもこいつも！｣
2人して涙を拭う姿を海君とニコニコと眺めていると
｢…終わりだけど、
まだ終わりじゃねえな｣
隣コートでは梟谷の試合が行われていて
絶好調の木兎君のスパイクが炸裂し、梟谷が2セット取得
応援席側にいた私たちの元へやってきた木兎君がクロとハグを交わす
｢お前ら見て、絶対負けねぇって思った
もっと会場沸かす試合してやる｣
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りな∞(プロフ) - 黒尾ファンさん» コメントありがとうございます！やっとゴミ捨て場の決戦まで来れました🥰今後の展開も楽しんで頂けるように頑張ります💓 (4月15日 0時) (
レス) id: 2e61ee43e2 (このIDを非表示/違反報告)
黒尾ファン - もう、どうなっていくのか、想像がつきませんこれからも頑張ってください！！ (4月14日 22時) (レス) @page33 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - 黒尾ファンさん» コメントありがとうございます！ぜひバグり馴染み達の今後を一緒にお楽しみください🙌 (4月1日 14時) (レス) id: 071d7e6dbd (このIDを非表示/違反報告)
黒尾ファン - 続き楽しみにしてますこれからどうなっていくのか楽しみです。応援してます (4月1日 0時) (レス) @page23 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - みおさん» コメントありがとうございます！幼なじみと黒猫の関係も踏まえて今後も楽しんで頂けると嬉しいです💓 (3月23日 18時) (レス) id: a2c38d3b09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな∞
| 作成日時：2024年3月14日 9時
