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「俺は
研磨は淡々と続ける
「続ける絶対的理由はないけどやめる理由も別にない
どっちでもないは普通だよ」
「……ごもっとも」
「冷静だなあ」
「難しい話すんな」
「汗かくとか、息切れるとかは好きじゃないけど
レベル上げは嫌いじゃないし」
ペタペタとスリッパの音を立てて階段を上がっていく研磨を見送りながら
おやすみ、と挨拶をかえす
「研磨、体力ないけど変な粘りはあるよなー
実際練習はついてきてるワケだし」
ちょいちょい上手くサボってるけど、と夜久君
「前黒尾が言ってたやつ思い出すわ
“早起き事件”！」
「あー」
クロは眉を下げて
「寝坊常習の研磨の部屋に朝5時頃しょっちゅう電気がついてて
徹夜と思いきや午前2時に“早起き”したんだってやつ
ゲームするために」
『徹夜したら親にゲーム捨てられるけど早起きなら文句ないでしょって
ちゃんと成績も落とさずに』
「結局バレて怒られたんだけどな
まあ好きだから出来るんだろうけども」
私たちは顔を見合せて笑う
「でも烏野と練習試合するようになってからヤル気出してるように見えるよな」
「あーわかる！
烏野チビちゃんとよくツルんでるもんな！
どう見ても真逆のタイプなのに！」
海君と夜久君も続ける
｢珍しく出来た友達ってのもあるし
研磨にとっては実在する貴重な【攻略してみたい対象】なんだと思う
多分チビちゃんからしても研磨は絶対倒したい相手だろうし｣
「研磨は負けてもあんまり気にしなそうだから倒し甲斐がねえけどな」
「オイ」
「にしても“レベル上げ”っていうのが研磨っぽいなぁ」
小学生の頃
音駒小のチームでバレーをしていて
試合に負けると時に目に涙を貯めながら大人しく漫画を読みあさるクロを
どうしたらいいものかと私と研磨は頭を悩ませ
“レベル上げ、やる？”
研磨の一言にクロは頷いて
夕空の下、バレーボールを持って駆け出した
「後輩の成長に思いを馳せてる場合じゃねえんだよ」
｢やっくん情緒って知ってる？｣
「春高あと4日間俺が1番目立つ！」
「ﾊｧ〜??
1番は俺ですぅ
女子アナにインタビューされる準備もできてますぅ〜」
「うるせえアスタキサンチン」
「ドコサヘキサエン酸だっつってんだろ！」
また始まる2人の言い合い
｢すみません｣
｢あ、いえ｣
周りの人に海君がぺこりと頭を下げた
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りな∞(プロフ) - 黒尾ファンさん» コメントありがとうございます！やっとゴミ捨て場の決戦まで来れました🥰今後の展開も楽しんで頂けるように頑張ります💓 (4月15日 0時) (
レス) id: 2e61ee43e2 (このIDを非表示/違反報告)
黒尾ファン - もう、どうなっていくのか、想像がつきませんこれからも頑張ってください！！ (4月14日 22時) (レス) @page33 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - 黒尾ファンさん» コメントありがとうございます！ぜひバグり馴染み達の今後を一緒にお楽しみください🙌 (4月1日 14時) (レス) id: 071d7e6dbd (このIDを非表示/違反報告)
黒尾ファン - 続き楽しみにしてますこれからどうなっていくのか楽しみです。応援してます (4月1日 0時) (レス) @page23 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - みおさん» コメントありがとうございます！幼なじみと黒猫の関係も踏まえて今後も楽しんで頂けると嬉しいです💓 (3月23日 18時) (レス) id: a2c38d3b09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな∞
| 作成日時：2024年3月14日 9時
