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朝
目覚ましが鳴る前に目が覚める
週末に試合をしたから今日は朝練も部活もオフ
いつも通りクロを起こしに行こうとケータイに手を伸ばす
(メール…？クロから？)
《こっから春高まで、受験勉強とミーティング兼ねて夜久と海と朝も集まることにした！
offの日も帰りやってくからAは研磨のことよろしくな
あいつ目離すとすぐゲーム廃人になるから頼んだぞ👍》
『……』
隣の家は、物音ひとつしない
(お役御免ってこと)
支度を整えて家を出ると
「おはよ。シロ」
『…おはよう研磨』
眠そうに欠伸をする研磨は
『自分で起きれたの？
…クロにAのこと頼む、とでも言われた？』
大きくて丸い目を見開いて
「…なにそれ」
と呟く
「たしかに、クロがそんなようなこと言ってた気もするけど関係ないし
俺だってちゃんと起きるし、
シロのこと心配なんだよ」
『……ごめん、八つ当たり』
「…いこ」
・
・
・
教室について窓を眺めていると
「おい黒尾っ！離せって！」
「やっくーん暴れないの」
お姫様抱っこの状態で登場する夜久君とクロ
「なんか黒尾執事みたーい！」
「こんな胡散臭い執事やだあ」
「俺もこんな凶暴で脳筋なお姫様ヤダァ」
「誰が脳筋お姫様だコラ！
つかいつまで担いでんだよっ！」
片足で着地した夜久君は
私と目が合うなり近付いてくる
『夜久君、足大丈夫？』
「おー、平気平気
大したことねーよ」
カラッと笑って
「Aは体調平気なのか？」
『うん、』
「なあ、それより黒尾から聞いただろ？」
『！
春高出場、おめでとう』
夜久君は嬉しそうに微笑んで
「Aのおかげだ」
『…え？』
「コレ見て、負けるもんかって思った
チームの勝利は、Aの勝利でもあるだろ！」
『……』
ミサンガを見せて笑う夜久君は眩しい
お日様みたいだ
夜の暗闇に目の慣れた私には
明るすぎて
「A」
『…クロ、おはよ』
「おはよ
メール、見た？」
『うん』
「そーゆー訳でさ、今日から残るからお前は研磨と帰んなさいね」
『…うん』
こういう時のクロに反抗したって無駄だって分かってる
『クロ、お弁当…』
「あー、悪い
明日からはいいよ。毎回頼むのも悪いし___」
『どうせ自分の分は作るんだから
1個も2個も変わんないよ』
「いや、でも…」
『迷惑なら、そう言えばいいじゃん…』
「…え」
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りな∞(プロフ) - 黒尾ファンさん» コメントありがとうございます！やっとゴミ捨て場の決戦まで来れました🥰今後の展開も楽しんで頂けるように頑張ります💓 (4月15日 0時) (
レス) id: 2e61ee43e2 (このIDを非表示/違反報告)
黒尾ファン - もう、どうなっていくのか、想像がつきませんこれからも頑張ってください！！ (4月14日 22時) (レス) @page33 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - 黒尾ファンさん» コメントありがとうございます！ぜひバグり馴染み達の今後を一緒にお楽しみください🙌 (4月1日 14時) (レス) id: 071d7e6dbd (このIDを非表示/違反報告)
黒尾ファン - 続き楽しみにしてますこれからどうなっていくのか楽しみです。応援してます (4月1日 0時) (レス) @page23 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
りな∞(プロフ) - みおさん» コメントありがとうございます！幼なじみと黒猫の関係も踏まえて今後も楽しんで頂けると嬉しいです💓 (3月23日 18時) (レス) id: a2c38d3b09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな∞
| 作成日時：2024年3月14日 9時
