嫌だ 遥side ページ33
ズズズ………
私と亮君のコーヒーをすする音がやけに耳に響いた。
私は亮君とカフェでお茶している。
その理由は少し時間を巻き戻すと分かる。
だけど思い出したくないので、理由は訊かないでほしい。
亮「……。」
なんか、話してよね。
貴方から誘ったんじゃない！
私は話す事なんて無いわよ。
まさか、私が花夜だってバレた？
亮「遥さん、花夜姉さんを知っているんですよね？」
軽々しく姉さんだなんて呼ばないで。
……とは言えず。
遥「まあね。よく知ってるわ。」
そりゃ、自分の事だもん。
亮「姉さんの事、教えて下さい！」
彼は、頭を下げた。
チラチラと周囲の人が私達を見てる。
私が悪いことしたみたい。
亮「姉さんの居場所を教えて下さい」
遥「無理よ。」
亮「何でですか？」
遥「花夜が嫌がるからよ。」
亮「僕は弟です。何で遥さんは僕と姉さんが会うのを邪魔するんですか？」
あー、しつこい。
遥「別に邪魔してないわ。」
コーヒーを一口飲んで話す。
遥「花夜を傷付けないようにしてるだけよ。」
亮「いいえ、姉さんは僕と会いたいと思ってると思います！」
遥「どうして断言できるの？」
亮「家族だからですっ！」
は。
サムっ！
こんな綺麗事ばっか言うんだ。
低脳。
義理の弟を口汚くディスる。
亮「お願いします！」
遥「嫌よ。絶対に教えない。」
私はコーヒー代をテーブルに置いてその場を離れた。
あの子にもやっぱりアイツの血が流れてる。
しつこく言って。
それで無理だと思ったら。
頭を下げる。
やり方が汚い。
だから私は彼が嫌いなんだ。
汚い私の心は荒れまくっている。
バカヤロー
アホっー
思いっきり叫びたい気分だった。
そんな負の感情ばっか持ってる自分にイラついて、
自暴自棄になって。
幼児みたいになきわめきたかった。
それができないなら。
私は花夜でーす！って誰かに言いたい。
言ったところで何も起こらないけど。
一人で溜め込んでいるより楽だと思う。
遥「私は亮君の姉でーす。」
誰も聞いてないだろう。
私が呟いた言葉なんて。
？「そうだったんだ。納得。」
驚いて振り返ると、あの人がいた。
えっと、名前は確か________________
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由希 - 番外編書いてください！面白い！気になります！ (2022年4月8日 11時) (
レス) @page49 id: 2f26b28cc8 (このIDを非表示/違反報告)
アーヤ(プロフ) - 番外編、是非書いてください！楽しみにしてます！ (2020年4月24日 15時) (レス) id: d619466f82 (このIDを非表示/違反報告)
マライア雨 - 元ゆきです。番外編、書いてほしいです！もちろん、時間があれば、ですけど (2019年10月26日 20時) (レス) id: 74a3dbf8fd (このIDを非表示/違反報告)
花桜L - ゆきさん» 3DS、PCが対応していないんですよ…ﾄﾎﾎ… (2019年9月16日 12時) (レス) id: 4c799f114d (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - あの、遥さんのイメ画なんですけど、ゆる女子メーカーで作ったら良いと思います！結構可愛いのができますよ(*´ω｀*) (2019年9月9日 14時) (レス) id: 74a3dbf8fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花桜Ｌ | 作者ホームページ：http://uranai:nosv.org/u.php/hp/elu
作成日時：2019年4月21日 8時
