イヤホンは知っている 【探偵チームｋｚ事件ノート】

誰だっけ？ ページ34

眼鏡の、スレンダーな男子。

名前は………何だっけ？


覚えて無いや。

彩ちゃんと若武君は覚えてたのにな。


まぁ、何年も前だから忘れてても普通だよね。




___じゃなくてっ！

聞かれてた！？


どうしよう。



上「だから黒木は……」


この人はブツクサ言って納得していた。


謎。


遥「黒木……？」

上「いや、こっちの話。」

遥「今の独り言、誰にも言わないで下さい。」


彼は、眉間にシワを寄せて考え込んだ。


上「中学の時、何で言わなかったんだ？」


彼は私のお願いを無視して訊いてきた。


遥「貴方に言わなくても良いよね♪」


少しの怒りを隠して微笑む。


その人はちょっと私を睨んだ。

あ、この人は怒りをこんなに露にするんだ。



その人は回れ右をして去っていった。



爽やかなミントの香りを残して。



彼は探偵たちに報告するのかな？



聞かれたのが、あの人で良かった……かな。




背の高い大人っぽい男子とか。

金髪のマスクの男子とかだったら。



話しにくいかも。


ちょっとあの二人は怖いからね。

頭の回転が早くて、策士。


そういうタイプは苦手。



私の考えてる事を全て見透かされているようで。



身構えてしまう。







あ。









思い出した。




あの人の名前、









上杉和典だ！









140位！？

ランキング順位上がってる……


とにかく、読者様に感謝です！

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