ジョースター一行 ページ19
ポルナレフという幽波紋使いと仲間になってしばらく経つ。それまでに多くのDIOからの刺客をぶっ飛ばしてきたが、未だ心に安息の光は射さない。
ジジイは念写によって時々彼女の姿を確認しているらしいが、実物でないと不安なものだ。だって写る時はいつもDIOがいる。ジジイは肝を冷やしっぱなしだ。
そして、そう、時系列的にいえば一週間と2日、ポルナレフがエンプレスに騙されたあたりだろうか、その日のホテルでジョセフはまた念写をする。ついでに言うと、彼は念写のたびにカメラやテレビを壊しているが、不動産王なので問題無い。
「毎日毎日、飽きねーなジジイも」
「そう言うお前さんも待っとるじゃろ？ほれ出てき…」
ジョセフは囚われてはいても元気なAの姿を想像しながらカメラからフィルムを取り出し絶句した。
「…おい、ジジイ」
フィルムを見てジョセフは唖然とした表情で固まる。
「なんだー？ジョースターさーん？いつもはわしの自慢のメイドちゃんじゃーって見せびらかすのに」
ポルナレフも訝しんでフィルムを覗き、ジョセフと同じように固まる。
花京院と承太郎は顔を見合わせて、「ジジイ、見せろ」と承太郎はジョセフの手からフィルムを奪う。
そこにいたのはAとDIOだった。しかし、それはいつものような光景とはとても言い難い。
Aの足は肉の柔らかな質感は無く氷のように硬そうだし、いつも写る時はDIOを拒むような表情だったり動作だったりだが、腕の中で抱かれても反抗せず、じっとしている。DIOはDIOで彼女の方を見つめて嬉しそうだ。Aのスカートも短くなっている。
「ななななななんでAがDIOの中にすっぽり収まってるんじゃ」
「お、おちつけよジョースターさん、結構アレなメイドちゃんなんだろ？もっかい念写してみよーぜ？な、承太郎もそう思うよな？」
「…」
「承太郎は放心してますけど、もう一回やってみましょう」
周囲に促され、ジョセフは別のカメラで念写する。
「ちょっとわし怖いからポルナレフ！頼んだ！」
「俺！？花京院も見ようぜ！？」
「構わないが、…承太郎も無理そうだ。僕たちで見よう」
ポルナレフと花京院が覗いたフィルムに写っていたのは、やはり足が氷になったAと悪役顔のDIOだ。
しかし先ほどとは打って変わってAは鬼の形相でDIOの首を締めに行こうとしてて、DIOが彼女の頭を抑えて届かせないようにしていた。DIOの笑顔に変わりない。
ジョースター家は意外なところで大ダメージを負った。
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ソーサラー(プロフ) - まあちゃんさん» 大変長らくお待たせしました！地道に書いていきます！ (2020年10月16日 0時) (
レス) id: 3646a202a2 (このIDを非表示/違反報告)
まあちゃん(プロフ) - 更新再開嬉しいです！とても楽しみにしておりました…！お身体に気をつけてお過ごしください！ (2020年10月15日 23時) (レス) id: 0f8101d4ba (このIDを非表示/違反報告)
まあちゃん(プロフ) - 最近アニメ3部の再放送が始まってDIO気になっていたのでこの小説読んでる時はを見つけられて良かったです！関係性がすごく好きで、どうなるのか楽しみです！！ (2020年5月12日 2時) (レス) id: 0f8101d4ba (このIDを非表示/違反報告)
もっち(プロフ) - やっぱりDIOは死んじゃうのかな、、、どちらにせよ楽しみにしてます！ (2020年4月23日 19時) (レス) id: 634ca2a9ef (このIDを非表示/違反報告)
ソーサラー(プロフ) - もっちさん» 人混みは避けて手洗いを徹底しましょうね、夢主ちゃんはこれからコロナ対策張りに苦しい思いをするので楽しみにしててくださいね〜 (2020年4月11日 23時) (レス) id: 373aaa0dac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソーサラー | 作成日時：2020年3月16日 12時
