10話:卵ハンバーグは知っている ページ10
事件のあと、あれから受験で追われていた。
勉強!勉強!!勉強!!!の勉強三昧の日々だった。
とはいえ、私が受けた所は2つのうちだけ、1つだけで無事合格。
私が受かったのは、浜田中だ。第二希望にしていたが、受かったのだから、よかったのだろう。制服可愛いし、文句ないかな。
アーヤは、私と同じで浜田中が受かった。どうやら、第一第二とも、落ちたらしい。だが、結果オーライだと、2人で喜んだりもした。
そして、残りの四人だが…一人だけ公立中学に行った。調子の波が悪かったのだろう。
黒木情報だと、思ってたより、案外いい感じに過ごしているとの事だ…。
「アーヤ、おはよう!」
「おはよう!」
アーヤとは同じ中学になったのはいいが、残念ながら私は、アーヤの隣のクラスになってしまった。
体育や合同授業は一緒になるし、なにより隣なのでお昼の時は一緒には過ごせるが…その他の時間とかでは大丈夫なのだろうか…。
アーヤが入ったA組には、不良な男子やおしゃれリーダーの女の子がいるとの噂。
だから、余計に心配になってしまった。
というか、不良なんて本当にいるのだろうか?
「あ、ごめんなさい。」
「いや、次は気おつけな。」
「おう。」
アーヤの教室に行こうとしたら、ある男子とぶつかった。
たった、それだけだったが、第一印象はイケメンの良い奴だった。
近くにいた子達が、そいつが噂の不良の砂原くんだと言うにはかなり驚かされたが。
「どう見ても良い奴って感じだよねぇ〜。」
「ねぇ、あんなにいい人が不良とは思えない。ままに近づくなって言われたけど。」
「まぁ、所詮はただの噂よ…ってなんか騒がしいわね…。」
とてつもなく嫌な予感が、これは、あれだわ。
あいつらだわ、間違いなく。
「KZ!サッカーチームのKZ!」
「きゃー超かっこいい!!」
「アーヤ。」
「黒木くん!」
現れたのは、やっぱりそのクールなおとなっぽいイケメンで、ハートを掴み取っちゃう、黒木だった。
「中学校ここだったか、そう制服似合ってるよ」
本当に、なんでこんなやつがモテるのだろうか。イケメンだからの?イケメンだから、モテちゃうのかな?
まじで、来世、イケメンに生まれたいわ。
「ってか、こら!勝手に二人だけの世界作らないでよ。」
「あれ、ナナちゃん。ナナちゃんも似合ってるね。」
「こぉーら?それより、上杉来たわよ。」
「立花に七瀬。」
「上杉くん。」
「よっ。」
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真中季衣♪(プロフ) - I・Cさん» 『真友』であっています。『真友』の意味は、友達の中の友達。本当の友人。って意味なので…『心友』より大きい存在…だと私は思っています。(日本語まじで難しい)。ですが、そいう所に気にかけて下さったのは嬉しいです!他にもあったなら、遠慮なく言ってください! (2018年3月30日 10時) (レス) id: 7d03d96f27 (このIDを非表示/違反報告)
I・C - 全体的にあるんですが、『真友』ではなく、『親友』なのではないのでしょうか。私が間違っていたらすみません。 (2018年3月30日 9時) (レス) id: fa6354a0a8 (このIDを非表示/違反報告)
優 - すごい面白かったです!これからも更新頑張ってください (2017年4月2日 21時) (レス) id: 47ffd0f931 (このIDを非表示/違反報告)
sora - 翼にドキドキします!すごくいい作品です!これからも更新、頑張ってください(*´ω`*) (2017年3月29日 11時) (レス) id: 7628f733c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Sora | 作成日時:2016年9月11日 11時