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何とか落ち着いた事でやっと寝に入れた様子を見て静かに安堵のため息をつく
あの後、昨日はとにかく横尾さんにめちゃくちゃ怒られた
俺は約束したのに一昨日太輔を早く休ませなかったこと
太輔は、まぁ…、万全じゃない体調で夜無理をしたこと
それが原因か夜中に戻してたらしいから余計
こっちからは何も話してないにも関わらず、朝楽屋に入るなり凄い形相で迫られた時は流石にちょっと身の危険を感じたりもして
…なんて言うとまた怒られるけど
でもそれでも最後には「二人が幸せならそれが一番だから」と、喜んでくれた
それは宮田も玉森も二階堂も千賀も同じ様だった
多くは語らずとも「良かったね」と「俺達も安心したよ」と
二人揃って散々迷惑も掛けたが「仲間なんだから支えるのは当然」とも言ってくれたのは本当に嬉しかったし何より心強い
また太輔の身体の事も既に皆知っていたのと、太輔自身もやっと頼って甘えて弱みを見せる様になった事で三日前までとは真逆、辛くなれば素直に不調を教えてくれた
それを俺もメンバー達も自然と受け入れている
だから今のこの状況にも誰も違和感も抱かなければ異議も唱えないのだろう
現についさっきまで一様に心配の目は向けていたものの、今は各々自由に過ごしてる
生暖かい視線を注ぐ奴は誰もいない
パーマのかかったふわふわとしてる太輔の頭にそっと触れ、起こさない程度に撫でながらどうか一日でも早く此奴が元気になりますように
と心の中で願う
「わぁ、美味しそう」
「横尾さん直伝のレシピだから間違いはない…はず」
「でも作ってくれたのは宏光でしょ? 嬉しい。身体の事考えてくれてるんだなって分かるよ」
昼間の楽屋ではすぐに対処出来た事で太輔も少し休んだ上で収録自体何も問題無く行う事が出来た
全員での仕事の後変わらず忙しい恋人と別れ、先に家に帰って夕飯の用意をしておく
俺達〇〇マイのグランシェフ横尾さんオススメのメニュー
帰宅後まず風呂に入り髪も乾かしナイトルーティーンの肌ケアも全部ちゃんと済ませた状態の太輔が、最後の仕上げでキッチンに立つ俺の後ろから覗き込む様に我ながら美味しそうに出来た料理たちに目線を落とす
「腹の具合は?食べられそう?」
「お腹すいてきた。宏光の手料理食べないなんてそんな勿体無い事しないよ」
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kurumi(プロフ) - aaaさん» 切なくなったりドキドキしたり…そんなお話が書けたらと思っていたので楽しんで頂けていたら何よりです(*´˘`*)私もFさんは月のイメージでした。でも此のKiさんにとっては太陽なんですよね。逆にFさんにとっては…。ありがとうございます!最後までよろしくお願いします (2022年10月5日 22時) (レス) id: 65b4911c20 (このIDを非表示/違反報告)
aaa(プロフ) - このお話、いったいどう着地するんだろうとドキドキしながら読ませて頂いてたのでちょっとホッとしてます。Fくんって太陽の太が入ってるのに月のイメージなんですよね。。月の満ち欠けで進むお話素敵ですね。続きが楽しみです。 (2022年10月5日 19時) (レス) @page27 id: 28fb511570 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kurumi | 作成日時:2022年8月4日 0時