ぼくらのせんせい。 s×s

#17 ページ19

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翔 ｢俺のとこくる？


別に俺じゃなくても他の先生いるし。


俺のとこなら
21時までやってるからなんとかなるでしょ？


別に嫌なら、和が行けるような日になるまで、痛み止めとか進行止めとかで対応するし。

ただ飲むだけのものより、
塗ったりする方が効き目もいいしさ？｣


和也 ｢…｣




翔 ｢和の好きなようにすればいいと思う。

別に放置しようとさ、
してるわけじゃないってのはわかるしさ？｣


和也 ｢じゃあ……。


…しょうにぃに…おねがい…していい？｣




翔 ｢はは、うん。
…俺でいいならいくらでも。｣


和也 ｢…ありがと。｣



翔 ｢ふふ、いえいえ。

いつがいい？
和が気になるなら明日でもいいし。｣


和也 ｢…明後日…なら。
…たぶん、間に合うと思う…｣



翔 ｢ん、わかった。
じゃあ明後日の最後に予約入れとくよ、な？｣


和也 ｢こくん。｣



翔 ｢ん。今日はこれでも飲んでな。
明日も辛かったら渡すし、仕事の間の分も。

声かけてくれる？｣


和也 ｢うん。｣



翔 ｢ふふ、じゃあおやすみ。｣


和也 ｢おやすみ。｣




そうして、眠りについた。


まさか、和が、
俺でいいだなんて思いもよらなかったけど。


相当、辛いってことかな。



確かに、歯が痛いと仕事にもならないしね。


あの子、ああ見えて。


…なんにでも一生懸命取り組むからね。




＊

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