【リボーン×黒バス】雲は悪童の弟になったようで。

番外編 ページ14

「こんにちは、カプレーゼと申します」




「…知ってるよ」




「おや、雲雀さんこんにちは。ごめんなさいね、忙しくて今日が貴方の誕生日ということをすっかり忘れていたわ。ということでお誕生日おめでとうございますひばりん」




「なんか全然嬉しくないんだけど」




「そこは嘘でも“嬉しい”って言おうよ…。あ、そうか雲雀さんは社交辞令というものを知らないかr…すみませんごめんなさいトンファーしまってくれ」




「ふん…」




「それで、雲雀さん。お願いとか欲しいものとかあります？」




「…とにかく早く成長したいかな…せめて中学生にはなりたい」




「ああ、もうコ◯ンはこりごりなわけですか」




「こりごりだよ…。コ◯ンはどうしてあの状況でまともな精神保っていられるの…僕はもうギリギリだよ…駅の黄色い線の外側を逆立ちして進んでいるような気分だよ」




「……あの、つっこみますよ。つっこんでいいんですよね？雲雀さん、その例え分かりにくいです」




「いや…分かるでしょ？」




「いやいや、黄色い線の外側って意外に広いんですよ？それに逆立ちが得意な人と得意じゃない人で感じ方違うじゃないですかそれ。あ、雲雀さん逆立ち出来ないんですか？意外」




「……やったことないけど多分出来るよ」





「え、じゃあどうぞ」





「…………」





「…………」





「あのさ、今日僕の誕生日なんだよね？なんで誕生日に醜態さらさなきゃならないわけ」




「え、逆立ちってそんな恥ずかしいですか？」




「…他の人だったらそうでもないかもしれないけどさ…。“僕”が逆立ちしてるんだよ？ちょっと想像してみてよ」




「………」




「………」




「これは駄目ですね」




「でしょ」




「でも本当に出来るんですか？出来るならいいんですけど、出来なかったら出来なかったでそっちの方が恥ずかしくないですか？あの天下の雲雀恭弥が逆立ちすら出来ないことが知れたら新聞の見出しになるくらい大事件ですよ」





「………」





「………」





「…………はい、終わり。番外編終わり。お疲れ様でした」




「あ、逃げたな。まあいいや。とにかく雲雀さんお誕生日おめでとうございました〜」





「…全然祝われた気がしないのは僕だけかい？」




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この後作者は無事自分のペースを取り戻した雲雀さんに咬み殺されましたとさ。

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