お嬢様の涙�� ページ42
それでも黄瀬はAにべったり
赤司のモヤモヤは日に日に増えていった
『涼太！！いい加減追いかけてくるのやめてよ！！』
黄｢えーなんでっスか｣
『ウザイから！！』
黄｢ひどいっス！！
じゃあ俺ともバスケやってくださいっスよ｣
『やだ』
さっきからこんな会話をずっと続けながら廊下を爆走している
黄｢というかA走るの速すぎ…｣
『はぁ…はぁ…そろそろ撒けたかな…』
校舎を走り回って自分の教室に戻ってきた
涼太も同じクラスだからはやく支度しないと来ちゃう
赤｢ずいぶん楽しそうに鬼ごっこしていたね｣
パッと顔を上げると征十郎が扉にもたれかかっていた
『別に
そんなことないですわ』
赤｢Aはさ｣
立ち上がって段々近付いてくる
赤｢俺の婚約者なんだよ？
もっと自覚もってほしいな｣
当たり前のようにキスをされる
あぁ、まただ
また何も言えずにただキスされる
水音だけが教室に響き渡った
黄｢A？｣
聞き覚えのある声に驚いて扉を見ると涼太が呆然と立っていた
黄｢今赤司っちと…
え、2人ってそうなんスか？｣
征十郎の顔が見れない
涼太の顔も見れない
私はカバンを持って教室から逃げた
気付けば校門の近くまで走っていた
『はぁ…はぁ…』
心臓が痛い
今日はちょっと走りすぎたかな
呼吸が荒くなる
あれ…薬飲んだっけ…
黄｢A！！｣
涼太が追いついてきた
逃げようと思っても足が動かない
私の前で止まってはぁはぁと肩で息をする涼太
相当急いで走ったらしい
黄｢なんで逃げるんスか
質問に答えてくださいっスよ
赤司っちと付き合ってるんスか？｣
『…付き合っては…ない』
黄｢じゃあなんなんスか
資格ってなんスか
なんでキスしてたんスか
付き合ってないならなんで…
じゃあ俺ともしてくださいっス｣
『え？』
完全に理性を失った黄瀬はAの肩を掴んで上を向かせた
『やめ…』
必死で抵抗するAを押さえつけて黄瀬は強引にAの唇を貪った
『りょ…た…離し…』
開いた唇の隙間から強引に舌をいれられる
緑｢おい！！｣ 黒｢何やってるんですか黄瀬くん！！｣
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輝夜(プロフ) - circleさん» はいっ！めちゃくちゃ楽しみにしてます〜！！ (2019年10月2日 22時) (
レス) id: 7e2f4c64ce (このIDを非表示/違反報告)
circle(プロフ) - 輝夜さん» ありがとうございます！掛け持ちしてる作品があるのでゆっくり更新になってしまうかと思いますがお付き合いください^^ (2019年10月2日 22時) (レス) id: ac596bfda9 (このIDを非表示/違反報告)
輝夜(プロフ) - この作品めちゃくちゃ好きです！更新楽しみにしてます！！！ (2019年10月1日 1時) (レス) id: 7e2f4c64ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：circle | 作成日時：2019年9月1日 17時
