お嬢様と難問 ページ24
『で、征十郎
話って何かしら?』
赤「あぁ、それは…」
征十郎に連れられるままに部屋に入る
『ここ空き教室…』
ダンっ
音に驚いて目をつぶり、もう一度開くと征十郎の顔がすごく近くにある
『これは…?』
征十郎の両腕は私の背後の壁についていて私はその腕の間にいる
これは知ってるわ
壁ドンってやつよね
赤「A、君は分かっていない」
『何をですの?
マネージャーの仕事のことかしら?
我ながらよくやっていると思うのだけれど』
赤「本当にAは鈍感だな
俺が本当にマネージャーの話などしたい訳ないだろ」
いつもの征十郎からは考えられない口の利き方と表情に私は驚いた
『何を怒っているの?』
赤「別に怒ってないさ
ただ…」
チュッ
赤「君があまりにも無防備だから心配になっちゃったんだ」
久しぶりのキスにほんの少し心が揺れる
『何が言いたいのかよく分からな…んっ』
唇を奪われ、話すことができない
『あっ…はっ…はぁ
征十郎、人が来ちゃ…ッ』
少し開いた所からねじ込むように舌を入れられる
この前より少し乱暴
赤「俺は見られてもいいけどね」
ニヤリと笑った征十郎は私のシャツのボタンを少し開け鎖骨の根元に唇を押し付けた
『な…に…?』
赤「別に何も
君が俺のモノっていう印」
『印…?』
赤「俺は先に帰るよ
押してダメなら引いてみろって聞いたことがあるしね
君が俺の本当の気持ちに気付くまで気長に待つとするよ」
よく分からない言葉を残して征十郎は部屋を出ていった
終始よく分からないわ
征十郎の本当の気持ちって?
なぜ征十郎は私にキスするの?
こんな難問初めてだわ
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輝夜(プロフ) - circleさん» はいっ!めちゃくちゃ楽しみにしてます〜!! (2019年10月2日 22時) (レス) id: 7e2f4c64ce (このIDを非表示/違反報告)
circle(プロフ) - 輝夜さん» ありがとうございます!掛け持ちしてる作品があるのでゆっくり更新になってしまうかと思いますがお付き合いください^^ (2019年10月2日 22時) (レス) id: ac596bfda9 (このIDを非表示/違反報告)
輝夜(プロフ) - この作品めちゃくちゃ好きです!更新楽しみにしてます!!! (2019年10月1日 1時) (レス) id: 7e2f4c64ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:circle | 作成日時:2019年9月1日 17時