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お嬢様の隠し事 ページ21

次の日

『おはよう、真ちゃん

今日も早いね』

結局一睡もできなかった俺は家にいてもしょうがない、と朝練に来た

そして次に来たのがAだった

パッと見彼女は普通そうに見える

緑「…おはようなのだよ」

『今日はそれがラッキーアイテム?』

俺の傍らに置いてある赤いボールを指さしてふわりと笑うA

緑「そうなのだよ」

『どうしたの?元気なくない?』

緑「そんなことないのだよ」

『嘘だ

私には分かる』

背伸びをして俺の頬を触るA

潤んだピンクの唇が目に入る

緑「なんでもないのだよ」

昨日の赤司とAの光景を思い出して思わず目を背け手を振り払ってしまった

緑「それよりここ、どうした?」

Aの首に赤くついた印を指さす

Aは一瞬キョトンとした顔をした後何かに気付いたように焦りだした

『な、なんでもないですわ!!蚊に…蚊に刺されましたの!!』

そうか、やはり俺には言わないつもりか

Aは普段俺の前ではタメ口だ

が、嘘をつく時お嬢様言葉になるのは昔から変わっていないらしい

緑「まあいい

何かあったら何でも俺に言うのだよ」

『…うん

ありがとう』

もう一度ニコリと笑ったAはマネージャーの仕事に戻っていった

その後ろ姿を眺めながら俺は思った


Aは俺が守る。赤司には渡さない。


もう一度ボールを強く掴み直しシュートをした

緑色の本気→←緑色の気持ち



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輝夜(プロフ) - circleさん» はいっ!めちゃくちゃ楽しみにしてます〜!! (2019年10月2日 22時) (レス) id: 7e2f4c64ce (このIDを非表示/違反報告)
circle(プロフ) - 輝夜さん» ありがとうございます!掛け持ちしてる作品があるのでゆっくり更新になってしまうかと思いますがお付き合いください^^ (2019年10月2日 22時) (レス) id: ac596bfda9 (このIDを非表示/違反報告)
輝夜(プロフ) - この作品めちゃくちゃ好きです!更新楽しみにしてます!!! (2019年10月1日 1時) (レス) id: 7e2f4c64ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:circle | 作成日時:2019年9月1日 17時

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