そういう問題じゃない【忍たま乱太郎】

集まる ページ48

黒木庄左ヱ門side







各委員会の仕事がまとまり終える頃、は組で一つの部屋へ集合していた。







「晴先生、相変わらずだったな。大丈夫なのか？」







「きりちゃんってば、そんなに晴先生がドジすると思ってるの？」







「いやぁ…だって、小松田さんには及ぶけど、あの性格じゃ…」







「確かにそうだけど、することはするよ。それに最近、お茶菓子を買ってくるんだ。

どこからあんな銭が出てくるのか不思議なくらい。」







「何ぃ！？」







「きりちゃん落ち着いて！！！」







話の方向がズレてっている。
そこで、各委員会の仕事の話をすることにした。







「あとは先生方でやるからって」







「やっぱり？」







すると、しんベヱと喜三太が帰ってきた。
お疲れーと声をかけると、こうしてみんなで集まっているのが不思議みたい。







「なーんか落ち着かなくってさ〜」







「体育委員会の金吾がまだだけど…」







「団蔵は便所に行ってる」







「しんベヱ、用具委員会の仕事は済んだの？」







「あぁ…」







「後は先生方だけでやってくれるって」







「で、大運動会はいつ始まるの？」







「それが、いつ始まるか分からないんだって」







「さっき、学級委員長委員会の会議で…」







それは、いつ開始されるか分からないということが発覚。それを伝えれば…







「もしかしたら、夜中に始まったり」







「飯食ってる時に始まったり」







「便所に入ってる時に始まったり」







最後のは団蔵のことだろうなと思う。
すると、廊下からは慌ただしいが聞こえた。







「おーい！大変だ！！」







「団蔵」







何かの紙を持った団蔵が、入口に立っていた。







「大運動会はすでに始まっている！コレを見ろよ！」







その紙はお知らせが書かれてあった。

『大運動会の競技の選手を決める。クジ引きを行うので、このお知らせを見た者はクラス代表としてクジ引き会場に来ること。』







「団蔵、このお知らせの紙どこで見つけたんだよ」







「忍たま長屋の便所の落とし紙の間に挟まってた」







「「何でそこに！？」」







「たぶん、へっぽこ事務員の小松田さんの仕業でしょう？」







「「有り得(う)る…」」

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