そういう問題じゃない【忍たま乱太郎】

放課後 ページ13

晴side







「よーし、まずは生物委員会！！」







「おーっ」







「なんで僕達まで…？」







放課後、委員会周り。意気込む生物委員会の竹谷八左ヱ門くんに続き、私も掛け声する。尾浜くんの他に、後ろからは久々知兵助くんや不破くんに鉢屋くんが着いてきてくれた。







「そーいや、安倍先生も何気に身長あるよね」







「運動とかしなかったんですか？」







「うーん、してたにはしてたよ。ていうか、元はそういう仕事だったからね。」







「なんの仕事からこちらへ？」







「え、言っていいのかな…」







学園長からは内緒なんて約束もなく、私は正直に侍所と答えれば鼓膜が破れる！ってほどの叫び声。







「安倍先生に出来るんですか！？」







「絶対続かないでしょう！？」







「同じ顔して酷いこと言うなぁ…

一番苦手なのは弓道だったかな。何故か3日に１回は矢が刺さったし…」







「意外ですね…てっきり引きこもりかと」







「久々知くんは私にどんなイメージを持ってるの？」







「あ！生物委員会はアソコですよ！」







切り替え速いね竹谷くん。







「生物委員会集合ー」







「「あ！晴先生〜！」」







「三治郎くん！虎若くん！」







「は組とは認識あったんですね」







「そりゃあね、は組の子達には良くしてもらったから！」







竹谷八左ヱ門くん率いる生物委員会。
名簿には
三年の伊賀崎孫兵くん
一年の上ノ島一平くん、初島孫次郎くん、夢前三治郎くん、佐竹虎若くんの計六名。







「………見事に一年生ばかりだね」







「ハハハ…」







「晴先生…安倍先生の事だったんですね。三年の伊賀崎孫兵です。」







「蛇だ」







「先生、自己紹介してるんだから蛇は後にしましょう」







「あ、そうだね。安倍晴です。国語の教科担任です。」







「先生ってなんで国語担当なのに日本語へたなんですか？」







「虎若くん、正直ものだね…緊張してるからだよ」







「年下相手に緊張しないでください」







「ひぇ…やっぱり鉢屋くんは自分の委員会に行っていいよ！」







「先生のことです。不運、とはまた違う厄介なことを引き起こしそうなのでご一緒します！」







保護者：鉢屋三郎

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