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馬鹿にされたけど見つけてくれたのは本当なんでお礼を言って離れる。
「Aがお礼言ってくれた…♪起きてて良かった…」
何か後ろで不気味な笑い声がする…。
さておき。
「あんず先輩〜」
呼びかけるとあんず先輩は振り返る。
サラサラな髪がふわりとなびく。見返り美人とはこのことか。
「Aちゃん?どうしたの?」
「要件を言う前に、聞きたい事があるんですけど。
先輩のメールアドレス。あとLI○EやってたらID教えてもらってもいいですか」
めっちゃ探し周ったんですよ、と言うと笑ってOKしてくれる。
あとお疲れ様って言ってくれた。やったぜ苦労が報われた。
「あ、それでですねあんず先輩。
一番最初に会った時言ったじゃないですか。
歌、聴かせてあげるって。今日どうですか?」
最後はこそっと耳打ち。
聞かれると何か嫌だからね。
あんず先輩を見ると、目をキラキラと輝かせている。
「えっ、い、いいの?
えっと、じゃあ、え、どうしよ、やったあ!」
興奮したように頬を赤くしてはしゃぎだす先輩。
可愛い〜…でもそんなにはしゃぐことかなあ?
そう言えばあんず先輩はバッとこっちを見る。
「な、何言ってるのAちゃん!
だって、だってこの学園のトップなんだよAちゃん!
そんな人の歌声独占出来るなんて、夢のようだよ!」
ありがとう!と満面の笑みを浮かべる先輩。
「…そう、ですかね?
へへ、あんず先輩に言われると照れちゃいます。
じゃあ放課後、私のとこに来てもらってもいいですか?
案内したい場所があるので。そこで披露しますよ!」
ベタ褒めされて照れながらも提案する。
あんず先輩は「勿論!今日は何処のレッスンも入ってないから!」と快くOKしてくれた。
まあ案内したい場所とは私専用の倉庫なのだけど。
綺麗にしなきゃなあ。なんだってあんず先輩がくるんだから!
「…っ!…Aっ!」
「うわああああああっ!?
って、なんだ…守沢先輩か」
「なんだか嬉しそうだな!何かあったか?」
「……ええ、まあ。
へへ、守沢先輩。放課後、楽しみですね」
「…っあ、ああ、そうだなっ…」
(可愛いいいいっ!)
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狼(プロフ) - カルピンさん» うわあああごめんなさい!仮にもらびおじなのに…俺の阿保… ありがとうございます!頑張ります〜! (2017年3月5日 18時) (レス) id: 487fc714f0 (このIDを非表示/違反報告)
カルピン(プロフ) - こんばんは、楽しく見させて頂いております。仁兎の字が間違っていますよ。(なんかそっけない文ですいません(泣 これからも頑張ってください! (2017年3月4日 6時) (レス) id: 585f549c90 (このIDを非表示/違反報告)
狼(プロフ) - ウィング・ジョーカー《sgsyi 》さん» ありがとうございます!言葉が綺麗なんてそんな…!恐縮です!書いてる人間の心は汚いですけどね(( (2016年11月11日 21時) (レス) id: 487fc714f0 (このIDを非表示/違反報告)
ウィング・ジョーカー《sgsyi 》(プロフ) - こんばんわ!この小説読んでてとても面白いです!言葉がとても綺麗で読んでてまず飽きません。これからも頑張ってください!応援してます! (2016年11月11日 19時) (レス) id: 3f8be5b0cb (このIDを非表示/違反報告)
狼(プロフ) - 瀬名 凛さん» いや、一風変わった子の方が面白いなって思ってて。キャラは基本爆発させてます。キャラ崩壊しててすいません((ありがとうございます!更新頑張ります〜! (2016年9月24日 21時) (レス) id: 487fc714f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:狼 | 作成日時:2016年9月20日 0時