Story31 ページ33
好きな人からキスされ、さらに好きと言われ流石に動揺を隠せない私はほっぺをビンタする。
……痛い
夢ではなく現実なんだということにまたそれはそれは動揺する。
いやいや、HiMERUくんしかも一人称俺だった!?HiMERUはどこいったの…!?まさか本気で好き…とか思ってたりする…?
私は足の怪我もあり大いに喜べるわけじゃないけど少なからず私の心の中に1つ嬉しく思えることができた。
私はそんなことを思っているとまたガラガラ…と病室の扉が開いた。
そこには次はお母さんが立っていて私の顔を見た途端私のもとに駆け寄りぎゅうっと抱きしめられる。
「A…!良かった…、無事で…!」
お母さんは私を抱きしめると頭を撫でてくれる。久しぶりの感覚。
その最中次は3人の人が病室ヘ入ってくる
『天城さん、椎名さんに桜河くん…』
「おっと…流石に邪魔したか?」
「だから言ったのに!お母さんと暫く二人にしてあげよう〜って!燐音くんのバカ!」
「人様の病室で騒ぐなや…ほんまに堪忍なあAはん。親御はんも…」
あれ、やっぱりHiMERUくん帰っちゃった…
そりゃそうだよね、さっきあんなことがあったからCrazy:Bの皆ともう一回来るなんてありえないよね。
それにしても、いつもは私と関わる人に対してほとんどの人にこういうとき怒ってたりするんだけど…「私の子供に何してるの!」って…。だけど珍しく怒りもしないお母さんに私は違和感を覚えた。
『お母さん、今日は怒らないんだね…?』
「あの子達はさっき私に謝ってきたのよ。守れなくてすみませんってね。」
『そうなの…?』
私は慌てて3人の方を見ると天城さんが「まぁな…」と気不味そうに目線を逸して答える。
「勿論、HiMERUくんもね。今まではAのことを傷つける人ばっかりだったけどこの子達はきっと本当にAを大切にしてくれてるんだなぁって思ったから。」
「良いお友達を持ったわね」
お母さんは私にそう微笑みかけてくれて私も嬉しくなる。
「ありがとう、皆。これからもAのことよろしくね」
「こちらこそだなァ」
「そうっすね、よろしくおねがいしますお母さん!」
「わしもAはんにはお世話になっとるし…これからもよろしゅうなAはん。」
Crazy:Bの皆がそう言ってくれて私も同じように皆のいい友達になれたらなあと思う。
一日、沢山ありすぎたけど数年前より明らか良い。
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勿忘草色のダイヤスート(プロフ) - あんスタの七種茨君大好きさん» 返事が遅くなりすみません!凄く嬉しいお言葉ありがとうございます!息抜きに占ツク開くと通知来てて飛んできました(笑)これからもこの作品をよろしくおねがいします!私も茨大好きだなぁ… (2022年5月15日 13時) (レス) id: a8e241aa65 (このIDを非表示/違反報告)
あんスタの七種茨君大好き(プロフ) - とても面白い内容で一気に読んでしまいました笑続きが気になるし早く読みたい気持ちはあるけど学生生活を優先して下さい♪これからも応援してます頑張って下さいね☆ (2022年5月14日 13時) (レス) @page9 id: 498b316b23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:氷雨 | 作成日時:2022年5月9日 14時