Story15 ページ16
日曜日
お気に入りの服を着て、お気に入りのサンダルを履いて深呼吸してから家を出た。
夏の日差しは眩しくて暑くて、溶けてしまいそうだけど、HiMERUくんと出かけられるのが何よりも嬉しかった。
『待ち合わせの30分前に着くとかめちゃくちゃ暇になるね、これ。』
周りには早くからデートをしている人やペットの散歩、通勤中の人がバラバラ歩いている。
でもその中で一際目立って女の人が視線を向ける人がこちらへ向かってくる。
『おっ、HiMERUくん!』
「おはようございます。早いですね、まだ待ち合わせの30分も前ですが。」
『楽しみにしてたから、つい早く着き過ぎちゃって。』
いつも通り、センスの良い服で完璧にコーディネートされた服を見てつい(私の服HiMERUくんと釣り合わなくない…?!)と不安になる。
「どうしたのですか?」
『いや〜…私服のセンスダサいのかなって。HiMERUくんめちゃくちゃオシャレだし。』
「そうですか?ふふっ、Aさんも十分センスが良いですし似合っていますよ。」
HiMERUくんに真正面から褒められて流石に照れてしまう。
「では、行きましょうか」
『うっ、うん!』
例のスイーツ店についた頃には人が沢山押し掛けていた。そりゃあ人気店だもんね。
「思ったよりも人が多いですね」
『人気店恐るべしだ…!』
「とにかく、入りましょう。ずっと外に居ても倒れてしまいます。」
スイーツ店の中はピンクとカフェオレ色でガーリーに仕立てられていて凄く可愛い。
オブジェとかも可愛くて、チョコレートの香りが鼻孔をくすぐるから気分が高まる。
女性に人気が出るのも分かるなぁ♪
そんな中、メニューを見ていたが一際目を引くものが。
『カップル限定プレミアムチョコレートパンケーキ…!?』
カップル限定ってそんなもの、チョコ好きの非リアからしたら敵と同じじゃない!?私も食べたいよ!怒
「それが食べたいのですか?」
『いや…でもこれカップル限定…』
「なら、カップルを装えば良いのです。」
そう言ってHiMERUくんはスタスタとレジに行ってしまう
カップルを装うって……
大丈夫なのか、これは…?
予想以上に私はドキドキするお出かけになってしまうのでは…?と思った。
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勿忘草色のダイヤスート(プロフ) - あんスタの七種茨君大好きさん» 返事が遅くなりすみません!凄く嬉しいお言葉ありがとうございます!息抜きに占ツク開くと通知来てて飛んできました(笑)これからもこの作品をよろしくおねがいします!私も茨大好きだなぁ… (2022年5月15日 13時) (レス) id: a8e241aa65 (このIDを非表示/違反報告)
あんスタの七種茨君大好き(プロフ) - とても面白い内容で一気に読んでしまいました笑続きが気になるし早く読みたい気持ちはあるけど学生生活を優先して下さい♪これからも応援してます頑張って下さいね☆ (2022年5月14日 13時) (レス) @page9 id: 498b316b23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:氷雨 | 作成日時:2022年5月9日 14時