†第4話† ページ6
愛音サイド
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翌日。
ボクは自分の家に帰った。
ソファにドスンと腰掛ける。
(はぁ…アイドル活動ができない……か。)
こうしてみると、アイドルという仕事が自分にとってどれだけ大きかったがわかる気がする。
とても暇だし、なにより心に大きな喪失感を抱いていた。
(……。暇だし、散歩にでも…行こうかな。ストレスを薄めるためにも、いいのかもね)
そう思い、席をたつと手身近にあった帽子と眼鏡をつけ、家を出た。
(うん、散歩には絶好の天気だね。)
空は快晴だった。
こんな日に、あのアイドル「如月愛音」が町を歩いてるなんて知ったら、ファンの子達や周りの人々はどう思うんだろう…
驚く?
まぁそれはそうだろう。
でも…そのあとは?
そのまま…ボクを、アイドルだとして見てくれるの…?
それとも、本当のことを知ったら…皆、ボクに失望するのかな…
神様がこんなことするなんて…やっぱり、ボクにアイドルを辞めろって…言ってるのな…
いやだ…
いやだよ…
そう思っていると、自然と涙が出てきた。
人気のない公園のベンチで、あの人気アイドル如月愛音が泣いてるなんてね…
そう自分に対する嘲りも出てきた 。
でも、そこで__
神様は、歌声の代わりに、くれたんだ___
____彼女を。
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藍堂 - とっっっても面白いね!気に入ったよ。やっぱりさ、歌の歌詞にそって書くってことは、長くなるのかな?ちなみに私、秘密 黒の誓いが好きなんだ。一回目聞いた時、泣いたよwあ、それと、再新頑張ってね!応援するよ♪ (2015年2月8日 1時) (レス) id: 3978161a67 (このIDを非表示/違反報告)
椛トロ(プロフ) - 秤さん» ありがとうございます! (2014年8月16日 11時) (レス) id: 9cee11950b (このIDを非表示/違反報告)
秤(プロフ) - 初めまして!秤宮です。名前が反映されてませんが…。いつも応援してます! (2014年8月16日 11時) (レス) id: 5796cf60f5 (このIDを非表示/違反報告)
椛トロ(プロフ) - 遥さん» お返事遅れて申し訳ありません!遥さん、よろしくお願い致します。 (2014年7月30日 9時) (レス) id: 9cee11950b (このIDを非表示/違反報告)
遥 - 初めまして**長男の遥です〜*いつも妹がお世話になてます*!! (2014年7月20日 20時) (レス) id: d80e756d45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:椛トロ | 作成日時:2014年6月7日 7時