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†第30話† ページ33

Aサイド



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さっきから、言いたい事を言えず、言おうとして、喉の奥にしまいこみ、言おうとして、喉の奥にしまいこむ。


その繰り返し。



でも、このままじゃいけない。



はじめて自分のことを告白できた親友_彼、愛音には、ここまで来たからには…何も隠さず、全てを打ち明けたい。




ひゅっと喉に空気を吸い込む。



だけど、やっぱり心の奥底で……
もう一人の自分が、言っちゃダメだ、言っちゃダメだと警報を鳴らし続けている。



それを押し込むように、目をつぶり、スカートの裾をギュッと握りしめる。



そして、小さく深呼吸をし___



「愛音っ…!」
「あのっ…!」




___え?


見事に、声が重なった。
横に視線を動かすと、彼も同じようにこちらを驚いたような目で見詰めていた。


「あっ、Aからでっ…!」
「いっ、いえっ、愛音からで…!」


そこまで言ってから気がついた。


こんな出来事、前もあったな…


そしたら、笑いが込み上げて来た。

クスクスと笑っていると、


「ま、前にもこんな事……あったような、気がする」


と愛音も苦笑しつつ呟いた。


コクコクと笑いつつうなずくと、彼も声をあげてあははっ、と笑った。

その笑顔は、どこまでも真っ直ぐで、見た人全員が魅入ってしまう……そう、まさにテレビや雑誌で光り輝く、アイドルの笑みそのものだった。






__もう大丈夫。


自信がついた。




改めて愛音を見詰め、すっと息を吸い込んだ____

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藍堂 - とっっっても面白いね!気に入ったよ。やっぱりさ、歌の歌詞にそって書くってことは、長くなるのかな?ちなみに私、秘密 黒の誓いが好きなんだ。一回目聞いた時、泣いたよwあ、それと、再新頑張ってね!応援するよ♪ (2015年2月8日 1時) (レス) id: 3978161a67 (このIDを非表示/違反報告)
椛トロ(プロフ) - 秤さん» ありがとうございます! (2014年8月16日 11時) (レス) id: 9cee11950b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 初めまして!秤宮です。名前が反映されてませんが…。いつも応援してます! (2014年8月16日 11時) (レス) id: 5796cf60f5 (このIDを非表示/違反報告)
椛トロ(プロフ) - 遥さん» お返事遅れて申し訳ありません!遥さん、よろしくお願い致します。 (2014年7月30日 9時) (レス) id: 9cee11950b (このIDを非表示/違反報告)
- 初めまして**長男の遥です〜*いつも妹がお世話になてます*!! (2014年7月20日 20時) (レス) id: d80e756d45 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:椛トロ | 作成日時:2014年6月7日 7時

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