†第22話† ページ24
愛音サイド
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もうボクにとってはお馴染みの公園の門をくぐる。
そしてこれもまたお馴染みの…もう何回も彼女と座ったベンチへと足を向ける。
そしてやっぱり…彼女は__いた。
真夏の空を見上げて。
暑いと言うのに黒い服で全身をおおい。
時々うっとうしそうに前髪をかきあげる。
そんな仕草全てを含め…君のこと、キレイだって、そう心から思うよ。
胸が__トクンと高鳴る。
「……A」
「あ…!愛音!」
ドキドキしながらも声をかけると、彼女はにっこりと笑ってみせてくれた。
お互い呼び捨てで名前を呼び合うことには、もうすっかりなれていた。
「相変わらず、暑いわね!」
「Aがそんな黒い服着るから悪いんだよ〜」
「仕方ないじゃない、もう!これが我が黒曜家のしきたりなの!」
「あははっ、そっか。」
こういうの聞くと、距離感を感じちゃうのはまだなれてないみたいなんだけどね。
そして、散々他愛のない会話をしたあと、突然彼女が思い付いたように
「そうだ私、
愛音に渡したい物があったの!」
と言った。
「プレゼント?へぇ、嬉しいな!」
というと、彼女は照れ臭そうに笑い
「そんな大したものじゃないのだけれど…」
と言い、バッグに手をかけた。
「わぁ…」
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藍堂 - とっっっても面白いね!気に入ったよ。やっぱりさ、歌の歌詞にそって書くってことは、長くなるのかな?ちなみに私、秘密 黒の誓いが好きなんだ。一回目聞いた時、泣いたよwあ、それと、再新頑張ってね!応援するよ♪ (2015年2月8日 1時) (レス) id: 3978161a67 (このIDを非表示/違反報告)
椛トロ(プロフ) - 秤さん» ありがとうございます! (2014年8月16日 11時) (レス) id: 9cee11950b (このIDを非表示/違反報告)
秤(プロフ) - 初めまして!秤宮です。名前が反映されてませんが…。いつも応援してます! (2014年8月16日 11時) (レス) id: 5796cf60f5 (このIDを非表示/違反報告)
椛トロ(プロフ) - 遥さん» お返事遅れて申し訳ありません!遥さん、よろしくお願い致します。 (2014年7月30日 9時) (レス) id: 9cee11950b (このIDを非表示/違反報告)
遥 - 初めまして**長男の遥です〜*いつも妹がお世話になてます*!! (2014年7月20日 20時) (レス) id: d80e756d45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:椛トロ | 作成日時:2014年6月7日 7時