ようこそ、街角妖怪亭へ！ (ページ7)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:1,218 hit

6話:店長さんからの贈り物ページ7

ガラガラと私は学校帰りに妖怪亭の引き戸を開けた。

A｢こんにちはー｣
ハルキ｢んぉ？おー！Aさん、待ってたッスよ！ささ、とりあえず着替えるっス！｣

そう言うと、ハルキさんは私をぐいぐい押して店内の奥に案内した。

そこには九尾狐の店長さんが待ち構えてた。

店長さん｢ん？あ、ハルキ君とAちゃん！こんにちは！二人とも無事に来れてよかったよ……;｣
A｢こ、こんにちは！｣
ハルキ｢こんにちは、店長さん！そんな俺もう新入りじゃないんスから……w｣
店長さん｢あー、そうか…もうハルキ君も先輩になったのか…

あ、そうそう！Aちゃんに渡す物が色々あったんだ！｣
そう言うと、店長さんは玉手箱を私に手渡した。

A｢あのう……これは？｣
店長さん｢だいじなもの1色だよ、とりあえず開けてみて！｣

……え、これ大丈夫？開けたら老けたりしない？
ハルキ｢あ、それは老けることはないっスから大丈夫ッスよ｣
その言い草を考えると、ハルキさんはもう開けたのだろう。

私は覚悟を決めてその箱を開けた。

……中に入ってたのは…

A｢…これ、着物？｣

そこにあったのは、何かの錠剤と、大正浪漫と言うやつだろうか、小豆色の着物があった。

店長さん｢うちの従業服！Aちゃんに似合ってるといいけども…｣
A｢え、これ、着てみて大丈夫ですか？｣
店長さん｢うん、いいよ！螺旋ちゃん、案内してあげて。｣
螺旋｢はーい！んじゃ、こっち！着付けとか手伝ってあげる！｣
A｢あ、ありがとう……ございます…螺旋さん。｣
螺旋｢店長みたいに螺旋ちゃんでいいよ？あと、敬語しなくていいから！｣
A｢え、じゃ、じゃあ……螺旋ちゃん？｣
螺旋｢大正解！んじゃ、こっちね。｣

ハルキside
2人は楽しそうに更衣室に行った。

ハルキ｢……店長さん、あれってどこで仕入れたんですか？｣
店長さん｢前君が連れてってくれた所だよ！アキハバラってところ！｣
ハルキ｢……つまりコスプレっすか……;｣
店長さん｢？｣

店長さんは日本のアニメや文化が好きで、この前の休みの日に店長さんを秋葉原に連れていった。
その時のキラキラした目が未だに忘れられないっすw

店長さんside

そんな他愛もない会話をしてる間に…

螺旋｢店長、ハルキくん、お待たせー！着付け完了したよ！｣
店長さん｢お、どれど…………｣

そこには、大正浪漫の着物を着たAちゃん。
似合いすぎじゃない！？声が出ないんだけど！？

字数関係で続きます