知っているのは私だけ

マカロン ページ2

それから、キャリーバックだったりを引きずりながら、移動し、お店の前にたどり着けば、私が西洋デザインのおしゃれで重そうな扉に手をかけ


「Bonjour(ボンジュール)」

と言いながら扉を開き、物腰低めに店の中に入店。



入ってみれば、キラキラと輝く照明が店の中を照らし、ショーウィンドウはの中にあるスイーツはすごくキラキラしていらように見えた。


今は持ち運びに不便だからという理由でケーキじゃなくて、パクッ、って一口で食べれるようなお菓子を買うことになってる。




フランス発祥の本場のお菓子と言えば、マカロン、フィナンシェ、エクレア、シュークリームに、タルトタタンなど沢山あるんだけどその中でも一際目を引いたのがマカロン。


色とりどりに装飾されていて、カラフルでもはやスイーツというカテゴリには収まらない、一言で言うなら芸術品みたいな感じかな。



思わず自分の好きな菜の花色っぽい黄色のマカロンに手を伸ばせば、レモン風味の味らしい。


爽やかでいいなぁ！なんて思い、私は購入を決意。





その他のお菓子も見たくてお店の中を回ってみれば、どれもとっても美味しそうでキラキラしているものばかり置かれていた。


ここのお店は、私たちの家から割と近いところにある
から、引っ越しの荷物とか片付けおわったら改めて来たいな、と思わせてくれた。



パパにマカロンを預けお買い物を済ませば、家まで行ってみよう、と言うことになりまた移動。


フランスの街並みは和風な日本とは違うものの、美しく整っている可愛らしい街だなぁ、って感じさせてくれる。








＿これから、私、ここで生活するんだな。


この町は、今の私にとって、少し寂しいような切ないような感情にさせるけど、それと同じくらいときめきをくれるような、不思議な感情にさせる街なのかもしれない。

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