迷子な私は知っている

心もスカスカ ページ9

まだ時間にもだいぶ余裕があり、次は、机の中にある収納スペースの部分を整理することにした。


この段には、文房具が閉まってある。
　

家族からもらった文房具や、頂き物がが大切にしまってあるんだ。

そして、文房具は小さくて段ボールの中でごちゃごちゃになりそうだったから、ジップロックなどの小分けの袋に入れて、しまうことにしたの。




この1週間で足りなくなりそうな文房具がないか、ペンケースの中を見て確認する。



足りなかったら追加する予定だったんだけど、
とりあえずなさそうだから、小分けの袋に詰めて、段ボールの1番上に置くために、机の上に置いた。




その他にもこのタンスの中には、使っていないかばん、大切にしまってあるアルバム、アクセサリーなどもあった。




アクセサリーは傷ついたりしないよう、ジップロックに入れてから、ポーチに入れ、段ボールの1番上に入れるために机の上に置いたんだ。



アルバムは、段ボール箱のそこをしっかりさせるために、1番下に収納し、その下にかばんたちを置いた。
文房具は、この段ボール箱の1番上に置くことに。



ちなみにアクセサリーは、洋服の入った段ボール箱の1番上にしまって、段ボールにある程度の荷物が詰まった。


まだ収納するものが増えるかもだから、ガムテープはつけないでおく。





次は、本棚の整理。


本棚には参考書だったり、好きな小説などが入っているんだ。



どの本も折れ曲がったり、汚れたりしないよう丁寧に段ボール箱に詰め、全てがしまい終わる頃には本棚はスカスカ、段ボールは満タンとなっていた。





…だんだん荷物が減り、スカスカになる自分の部屋を見て、本当に引っ越してしまうんだと言う事実をと実感する。




なんとなく、心のどこかではまだ夢のような気がしてたからね。







すごく現実を突きつけられた感じ。




…でも、運命を変えることはできない。








仕方ない。諦めたくないけどそう諦めるしかないから。







本棚の片付けも終わり、次はなにを片付けようかって思っているとき、ママに


「彩ー！奈子ー！昼ごはんができたからリビングに降りてきなさーい！」

と言われたから、リビングに降りて、お昼ご飯を食べに行く。





…あと1時間もしたらみんなに会うんだ。


少し、ドキドキしながらも美味しく昼ごはんを食べた。

秘密ってすごく難しい→←悲しみの中で

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す