悲しみの中で ページ8
私は泣いた後、少し落ち着いてからお風呂に入り、そのまま寝た。
今日は、荷物を整理しなきゃなんだ。
やる気をなんとか起こして、動き始める。
現在の時刻は午前9時。
あと1週間ちょっと後には、段ボールの中の荷物と家具はフランスに持っていかれ、この家ともお別れになる。
まず、平日は学校があるから時間が無いし今日と明日までに終わらせないと、大分厄介。
とりあえず、まず初めにお洋服の整理からしようかな。
そう思い、箪笥を開ける。
普段着は段ボールに詰めて送るから、洋服たちをクローゼットから段ボールに移動させる。
洋服はきちんと畳んでしまっていたし、私服も昔よりは減っていたため、服の整理は早めに終了、と。
あ、でも、私服とパジャマは出さないと！
学校に通っている間、秀明には、私服で通いたいし。
それに荷物を新しい家まで運んでもらうのと同じ日に、この家は売って、フランスに行くまで、都内のホテルに泊まることになるんだって。
だから、その服たちでやりくりしなきゃいけないから、きちんと選ぶ。
私服も選び終わり、次は、何を片付けようかなと思っていたとき、家の電話がなっている音が聞こえた。
どうやら、多分ママが電話に出てくれたみたいで、私は片付けを再開しだしたのだが、ママが、
「彩ー！小塚君よー！」
と呼んできたため、自分の部屋から電話があるところまで急いで向かった。
小塚君から電話かぁ。
…きっとKZのことなんだろうなぁ。
昨日のこともあって、自分の中では少し気まずかったかが、電話に出た。
「お電話かわりました。彩です。」
極力、平常心で、いなきゃ。
「あ、アーヤ？僕だよ。」
電話越しに聞こえる小塚君の暖かみのある声。
「小塚君、昨日はKZの集合行けなくてごめんね。」
取り乱さないように、喉の奥から、いつもの声を絞り出す。
「みんな心配していたけど大丈夫だよ。昨日は近況報告だったし。それで、今日はアーヤも含めて、若武の家で会議をしたいんだけど大丈夫？」
……行かなきゃ。そう直感的に思ったんだよね。
「もちろん！行けるよ！」
「時間は午後2時で、若武の家集合だって。
じゃあ、また後でね！」
そして、小塚君との会話を終えた。
…やっぱり、KZのみんなには引越しのこと伝えられないな。最後までみんなと笑顔で過ごしたいもの。
そんな気持ちを胸に秘めて、私は片付けを再開した。
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クッキーベル(プロフ) - 思うので、お友達になってもあまり思い出を作れないと思います…。受験が済んでから、まだルーーなさんにその気があれば、と言う形でも大丈夫でしょうかね、？ただ今後ともお話は読んでいただけると嬉しいです、よろしくお願いします！！ (2021年9月22日 1時) (
レス) id: 456e770b4f (このIDを非表示/違反報告)
クッキーベル(プロフ) - ルーーなさん» コメント来たって言う通知が働かなくて本当に今ルーーなさんのコメント気づきました…（泣）すみません！！ 小説大好きなんて言っていただけてほんとに嬉しいです！ありがとうございます！ただ私自身受験がありお話しすることができないのでアドバイスなどは難しいかと (2021年9月22日 1時) (レス) id: 456e770b4f (このIDを非表示/違反報告)
ルーーな - 私、クッキーベルさんに小説が大好きで、お友達になりたいです、 ログインしてないし、まだまだ未熟ですが、作品にコメントをくれると嬉しいです！ (2021年8月18日 23時) (レス) id: 04c343528c (このIDを非表示/違反報告)
クッキーベル(プロフ) - RINAさん» コメントありがとうございます！！いま個人的に更新強化週間なので頑張りますね！！お気に入り登録ありがとうございます！！コメント頂いて更新意欲上がりしたので、近々更新します笑 (2021年8月13日 2時) (レス) id: 456e770b4f (このIDを非表示/違反報告)
RINA - お気に入り登録させていただきました！ (2021年8月13日 2時) (レス) id: cf25b8f4f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クッキーベル | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp
作成日時：2020年4月10日 0時
