マイルーム ページ22
自分が持ってる肩掛けの鞄を持ち、私たちはリビングへと向かう。
リビングに着くまでにたくさんの部屋があったんだ。
うちよりもこのホテルの方が全然広く感じたの。
そして、とりあえずリビングに荷物を置く。
ほとんど車にいてずっと座りっぱなしだったから、体が疲れてたみたいで、思わず伸びをした。
ふぅ、と深呼吸しながら体を伸ばすのはとても気持ちよかった。
ふと、視界を横にずらすと元気いっぱいな奈子が
「わぁ、すごいすごい!!広くて綺麗だよ!!」
って、興奮してぴょんぴょん跳ねていたの。
私はクスッと笑い、奈子のことを無邪気で可愛いなって思いながら、洗面台を探した。
理由はもちろん手を洗いたいから。
外に出たのに手を洗わない子が多いのはなんでかなっていつも思うの。
手には見えないウイルスがいっぱいいるのにね。
洗面所はリビングから意外と近くにあってすぐ見つけることができた。
手を水で濡らし、暖かかった手の温度が冷えていくのを感じる。
今日は暑かったから、冷たい水がすごく気持ちよか感じたんだ。
その後うがいもし、パパがリビングの方から私のことを呼んでいることに気づき、急いでリビングに向かったの。
家族全員がリビングのソファーとかに軽く腰掛けていて、もうくつろいでる状態だった。
「お待たせ。」
と言いつつ、私も家族みんながいるあたりに立った。
「全員揃ったな」
というパパの声が私の耳元に届く。
「実はな、この部屋、なんとリビングやお風呂のほかに1人部屋が4つあるんだ。
だから、それぞれそこの1人部屋に荷物を置き、そこのベッドで寝てもらうことにしたから。
ちなみに奈子はお母さんと一緒なお部屋だからね。それぞれ、自分の部屋に荷物を移動させてくれ。」
そうお父さんが言ったあと、無言でお兄ちゃんがソファーから腰を上げる。
荷物をとって、1番玄関に近い部屋を陣取ったみたい。
私は、窓がある部屋がいいなぁと思いながら、1人部屋探しを始めることにしたの。
ここのホテルは窓が少ないよう設計されてるのか、4部屋中3部屋が窓がなかったんだ。
ちなみにお兄ちゃんの部屋も窓がなかった。
お兄ちゃん部屋は、扉が少し空いていたから少し罪悪感はあったけれど、盗み見をしたの。
ごめんね、お兄ちゃん。
私も、後々窓のついてる部屋を見つけ、自分の部屋を決め、荷物を置き、私は部屋の中に必要最低限のものを置き始めた。
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クッキーベル(プロフ) - 思うので、お友達になってもあまり思い出を作れないと思います…。受験が済んでから、まだルーーなさんにその気があれば、と言う形でも大丈夫でしょうかね、?ただ今後ともお話は読んでいただけると嬉しいです、よろしくお願いします!! (2021年9月22日 1時) (レス) id: 456e770b4f (このIDを非表示/違反報告)
クッキーベル(プロフ) - ルーーなさん» コメント来たって言う通知が働かなくて本当に今ルーーなさんのコメント気づきました…(泣)すみません!! 小説大好きなんて言っていただけてほんとに嬉しいです!ありがとうございます!ただ私自身受験がありお話しすることができないのでアドバイスなどは難しいかと (2021年9月22日 1時) (レス) id: 456e770b4f (このIDを非表示/違反報告)
ルーーな - 私、クッキーベルさんに小説が大好きで、お友達になりたいです、 ログインしてないし、まだまだ未熟ですが、作品にコメントをくれると嬉しいです! (2021年8月18日 23時) (レス) id: 04c343528c (このIDを非表示/違反報告)
クッキーベル(プロフ) - RINAさん» コメントありがとうございます!!いま個人的に更新強化週間なので頑張りますね!!お気に入り登録ありがとうございます!!コメント頂いて更新意欲上がりしたので、近々更新します笑 (2021年8月13日 2時) (レス) id: 456e770b4f (このIDを非表示/違反報告)
RINA - お気に入り登録させていただきました! (2021年8月13日 2時) (レス) id: cf25b8f4f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:クッキーベル | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp
作成日時:2020年4月10日 0時