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控えめに仕事させて、てか帰らせて.17 ページ17

Aはその日、日の出前から家を出た。身支度は済ませ昨日自分が泊まることになるであろう豪邸に既に送ったので今日分の教科書類などが詰まっているリュックサックのみ。

本当は行きたくはなかったがAと同様の女子もちゃんと来るらしいのでせっかくの機会だ。この絶好のチャンスの逃すなと承諾した。

そして私は数人しか来ない女子達と東京の青学で待ち合わせをしている。そして後ほど楽しい楽しい勉強タイム。まさに地獄である。

二泊三日の勉強会。勿論正規の休日は土日の2日しかない。三日に帰らなくてはならないのに月曜日の朝方帰るのはさすがに無理がある。だから主催者のヤツは考えたらしい。

金曜日に特別許可を貰って、日曜日の夜中帰ろうじゃねぇの!!いい考えだろ?樺地、と

『頭沸いてるだろ』

長い長い新幹線の旅を終え、東京駅に降り立った彼女の一言だ。

『…まぁ、イかれてるのは今更だけれど。それより私以外に三人って…少な過ぎない?テニス部レギュラーだって他校もいっぱい呼んでちゃ色々危ないでしょ…』

先生から後に聞いた話では彼女含む四人。そして他の三人とも後輩だと聞いた。
それを聞いてから思ったことは

『…責任重大だなぁ私一人で男共から守らないといけないじゃん…』

今もその言葉を心に刻みながら、誰よりも早く青春学園の校門の前で顔も知らない子を探す。

そしてから直ぐに可愛らしいショートヘアの女の子がこちらへやってきた。

「あの…すみません。勉強会に参加する方ですよね?」

『あっそうです!!貴女もですか!?可愛い…』

「いえいえ!!別に私なんて…それよりも一応生徒は授業していますから」

時と場所を考える冷静さを持ちつつも笑顔を絶やさない2年生の後輩、杏ちゃんと対面する。
何を話せばいいか悩んだがお互い同じ事を思っていた。

『なんで、私達も勉強会に…』

「それ私も思ってました!!
まぁ私は兄が行って来いって言ったからで」

『私は英語が極端に悪くて、先生と男テニ部長に半強制的に…』

会話を徐々に進めていく間に杏ちゃんと仲良くなった。弾む会話に気を取られていてこちらに近づいてくる、今度は二人に気がつかなかった。

『それでね?白石が__』

「あのっ!!」
「聞いてくださーい!!」

驚いて首を右に向けると、おさげに三つ編みをしている気の弱そうな女の子と反対に高めのツインテールで自分達を睨んでいる活発そうな女の子がいた

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山下後輩(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» 原哲也ですか!!高校生組でも出せそうですね!!でもちょっと笑ってしまいました。小説は厳しいですがキリがついたら番外編で出したいと思いますね! (2017年11月4日 20時) (レス) id: d71824c5f5 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 原哲也(ハラテツ)の小説も書いて欲しいです (2017年11月4日 19時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
マオ(プロフ) - 有馬さん» ありがとうございます!家庭事情により更新がものすごく遅くなりますが頑張っていきたいと思います!! (2017年6月6日 0時) (レス) id: 9f003b2981 (このIDを非表示/違反報告)
有馬 - すっごい面白いです!!!更新がんばってくださいね^ - ^ (2017年5月20日 22時) (レス) id: a61dc9da8f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:山下後輩(マオ) x他1人 | 作成日時:2017年4月5日 20時

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