控えめに仕事させて、てか帰らせて.18 ページ18
「ゴメンね!?気づかなかった!!」
「い、いえ。お気になさらずに…」
「もう!!桜乃!!そういう時は素直に言うの!!」
『えっとまず…君達は跡部に呼び出された子達だよね?青春学園の服着ているし…』
今回の勉強会は各校の生徒と分かりやすくするために私服ではなく制服で行う企画だ。そして青春学園では今、通常に授業が行われている。と、いうことは必然的に予想は当たっているのだが、念には念をということで聞いてみた。
「そうですっ!!リョーマ様に呼ばれました!!」
「朋ちゃん、リョーマ君じゃなくて跡部さんでしょ?」
「そーだった?ゴメンゴメン」
話を聞くと仲の良い友達らしく今回は青学レギュラーの知り合いに声をかけてもらったので参加することにしたらしい。
『みんな、今から豪邸に行くけど。気をつけてね?殆どくっついて行動すると思うけど何かあったら私が守るから…特に杏ちゃんは跡部に目をつけられたんだから。』
「大丈夫ですよ!!私達、リョーマ様第一なんで!!他の男はいいです」
『だからと言って話しかけられたら断れないでしょう?そのまま変なことになったら…
大切なのは油断せずに行こう、だよ』
そうして、四人は今回の勉強会は開催される跡部の豪邸まで来た。校門から此処まではそこまで距離はなかったものの、長かったのが門の入り口からこの玄関までが一番長かっただろう。
荷物が少なかったら良かったものの、あったなら今頃どうなっていたか。文化部のAやテニス部だが体力に自信のない桜乃はヘトヘトだ。それに比べ、体力に自信のある杏と朋はまだ余裕がありそうだ。
使用人さんに玄関を開けてもらいこれから跡部の開催式のお言葉をもらうべく会場までまた歩くことなった。
『…うわ、もう来てたの。早いね?小石川』
「あぁ、女子とは別に俺らはそのままコッチに来たからな」
『そうなんだ…で、そちらの方は?』
「こちらは俺と同じ副部長で苗字が似てる。大石さんだ。何故か打ち解けてな」
「君が小石川君が言ってた山瀬さんか。この二泊三日よろしく頼むよ」
髪型というか何というか気になる部分が多いが気にせずに言葉を交わす。彼は桜乃ちゃん達と一緒の青学だそうだ。
『じゃあ手塚が言ってた乾汁を飲んだことがあるんだ。ねぇ、本当に生命の危機を感じる味なの?』
「手塚を知っているのか!そうかなるほど生徒会長関係か…いや、あの汁はもう命どうこうじゃない。あの汁で国を一つ落とせると断言するよ」
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山下後輩(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» 原哲也ですか!!高校生組でも出せそうですね!!でもちょっと笑ってしまいました。小説は厳しいですがキリがついたら番外編で出したいと思いますね! (2017年11月4日 20時) (レス) id: d71824c5f5 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 原哲也(ハラテツ)の小説も書いて欲しいです (2017年11月4日 19時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
マオ(プロフ) - 有馬さん» ありがとうございます!家庭事情により更新がものすごく遅くなりますが頑張っていきたいと思います!! (2017年6月6日 0時) (レス) id: 9f003b2981 (このIDを非表示/違反報告)
有馬 - すっごい面白いです!!!更新がんばってくださいね^ - ^ (2017年5月20日 22時) (レス) id: a61dc9da8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:山下後輩(マオ) x他1人 | 作成日時:2017年4月5日 20時