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9、真咲視点 ページ9

今日は大弥の落ち着きがない。

最近、様子がおかしかったのは
事実なんだけど、今日は特に。

爽太郎「大弥、大丈夫?」

大弥「えっ、あ、うん。大丈夫。
ライブ前でソワソワしてるだけ」

宙「いつにも増して落ち着きないよ?」

大弥「自覚してます…汗」

理由は宙くんを通して
みんな聞いたから把握はしてる。

聖奈ちゃんの写真も見せてもらった。

怜生「姿が違うのに、わかんの?」

大弥「それもあってソワソワしてます…」

健水「握手に来るって言うてたらしいけど
事故にあったときの姿ならファン叫ぶで?」

怜生「俺が発狂する…」

真咲「ホラーですもんね。笑」

大弥「さすがに、あの姿をもう一度見るのは…」

大弥の記憶には、その姿が消えずに
色褪せることもなく、はっきりと残っている。

どんな姿だったのか想像もできないけど
大弥が言葉を詰まらせるほどのものなのは知ってる。

スタッフ「風男塾さーん、スタンバイお願いしまーす」

『はーい!!!!!!』

いよいよだ。

ライブも楽しみだし、
ファンのみんなに会えるのが何よりも楽しみ。

絶対、良いライブにするぞ!

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作者名:空井 奏音 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年10月25日 23時

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